節税対策としても有名な「ふるさと納税」。
「やってみたい」と思っても”還元率”や”控除額”などのルールがややこしく感じられて、まだ敬遠している看護師さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「ふるさと納税」の還元率の仕組みや、どんな返礼品を選ぶとお得なのかをわかりやすく解説します。
最後に、看護師さんにおすすめの返礼品もいくつか紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
ふるさと納税を利用する上で知っておきたい返礼品の“還元率”とは?
はじめに、ふるさと納税の返礼品の還元率や控除について解説します。
まずは、よく耳にする「自己負担額2,000円」とはどのような意味なのかを抑えておきましょう。
<h3控除される金額と返礼品の数に決まりはある?
ふるさと納税で控除されるのは、寄付金の総額から2,000円を差し引いた金額です。
寄付一件につき2,000円ではなく、その年に申し込んだ寄付の合計金額から2,000円を引いた額という点がポイント。
控除の上限額は年収によって異なっており、具体的な計算方法は以下の記事を参考にしてください。
控除上限額までなら何件申し込んでも実質自己負担額は2,000円で、複数の自治体への寄付も可能です。
寄付できる自治体の数に上限はありませんが、6か所以上の自治体に寄付した場合、確定申告なしで控除が受けられる「ワンストップ特例制度」が利用できない点は覚えておきましょう。
2019年から適用された「3割ルール」
2008年から開始されたふるさと納税制度は年々利用者が増加し、人気の自治体には多額の寄付が集まるようになりました。
次第に寄付金額を上回る高額なものや換金性の高いものを返礼品に設定する自治体が増え、「寄付金の奪い合い」が過熱。
この事態を改善するため、2019年から「返礼品は寄付金の3割以下の金額」「地場産品を返礼品にする」といったルールを盛り込んだ新制度が適用されました。
還元率は市場価格で判断するのがポイント
返礼品の金額が寄付金の3割以下となり「あまりお得ではなくなったのでは?」と感じる看護師さんもいるかもしれません。
しかし、実はこの3割以下というのは「返礼品の調達金額」を指しています。
自治体によっては、市場に出回っている販売価格よりも安く商品を調達できるケースも多く、市場価格で考えた場合、還元率が3割を超える返礼品はまだまだ数多く存在しています。
看護師さんにおすすめの返礼品
ふるさと納税の返礼品には、食品や体験型のチケットなど、さまざまな種類があり、どれを選ぶべきか迷ってしまう看護師さんも少なくないでしょう。
最後に、特に看護師さんにおすすめの返礼品をいくつかご紹介します。
自分に合った、お得な返礼品を探してみてください。
食品
お米や海産物、スイーツなどの食品は返礼品の定番です。
選択肢が豊富なので選ぶ楽しみもあります。
中でも、牛肉やフルーツは市場価格で見た時の還元率が高いものが多く、お得度を重視する看護師さんにおすすめ。
中でも、佐賀県伊万里市のA5ランクの伊万里牛や山梨県甲州市のシャインマスカットが人気です。
家電、日用品
生活をより豊かにする日用品や家電も、看護師さんにおすすめの返礼品です。
掃除機やオーブンレンジといった生活・調理家電や、タオル・トイレットペーパーのような普段使いできる実用的なものまで、幅広い種類が揃っています。
快適なバスタイムを楽しみたい看護師さんには、福岡県久留米市の「マイクロバブルシャワー ピュアブル」がおすすめです。
ふるさとギフト
仕事が忙しくて返礼品を選ぶ時間がない看護師さんには、申し込みをした後に届いたカタログや特設サイトからゆっくり返礼品が選べる「ふるさとギフト」がおすすめ。
新型コロナウイルスの影響で遠出が難しい中、行きたい土地の特産品をお土産感覚で選んで、旅行気分が味わえるのも魅力です。
一度ふるさと納税の仕組みを理解してしまえば、きっと毎年寄付する自治体を選ぶのが楽しみになるはずです。
ぜひ過去の記事も参考に、今年こそふるさと納税に挑戦してみてください。