夜勤バイトで働く看護師さんの退職の理由は人それぞれですが、長く働ける職場を見つけるためには、辞めた理由を知っておくことも大切です。
そこでナイトナースでは、看護師さんに仕事を辞めた理由についてのアンケートを実施。その結果、退職理由は大きく「施設の環境」「仕事内容」「人間関係」の3つに分かれました。
今回は、その中から「人間関係」が原因で退職した方のコメントを紹介します。
人間関係面での退職理由
人間関係を理由に退職した看護師さんには、特に「コミュニケーションを上手に取れない」「仕事への向き合い方が合わない」「他の人の働き方が原因で業務が増える」「業務には無関係なルールがある」の4つに言及する方が多くいらっしゃいました。
コミュニケーションを上手に取れない
世代間や個人の考え方の違いによって、他の看護師さんとのコミュニケーションを取りづらいと感じたり、業務に支障が出たりする、という看護師さんの声が聞かれました。
・確認すべきことと自分で判断すべきことのバランスが人によって異なるので、それによって業務が回らなくなるときがありました。
仕事への向き合い方が合わない
勤務中の態度には、看護師さん自身の仕事への向き合い方と人間性があらわれます。同僚や先輩・後輩の言動に違和感を覚えたことが退職理由となった看護師さんも多いようです。
・頻繁にトイレ休憩や喫煙休憩に入る同僚がいて不公平な印象を持ちました。
他の人の働き方が原因で業務が増える
看護師さん同士の仕事や休憩時間に対する認識にズレがあると、職場の不満につながりやすくなります。
特に、経験の浅い看護師さんや異動したての看護師さんは、知識面や技術面でボトルネックになりやすく、なんらかのバックアップやフォロー体制が必要と言えるでしょう。
・新人看護師やチームリーダーになりたての看護師のフォローアップが不十分で業務が長引いてしまうことがありました。
業務には無関係なルールがある
病院に限らず、仕事に直接関わりのないローカルルールを持つ職場は少なくありません。
自費負担や時間外労働を強いるルールに対しては、看護師さんからも疑問の声が聞かれました。
・新人は二時間早く出勤して在庫管理などの雑務をおこなうというルールがありましたが、本来は持ち回り制にして、全員で業務時間内に分担したほうが良いと思います。
人間関係でのミスマッチを防ぐために
今回は、夜勤バイトで働く看護師さんが人間関係を理由に退職したケースを紹介しました。
回答の多かったコミュニケーションや仕事のやり方、ローカルルールについては「同年代の看護師がどの程度いるか」「休憩時間の規定はどうなっているか(きちんと休憩を取れるか)」「残業時間はどれくらいか」「自己負担をしなければならないものはあるか」などを事前に確認しておくのがおすすめです。
不明な場合は、ナイトナースのコンサルタントに相談することで、それぞれの職場の規定や人員体制、雰囲気などを教えてもらえます。
長く働ける満足度の高い職場を見つけるために、無料で利用できるナイトナースを活用してみてはいかがでしょうか。