保育園?それとも託児所? 看護師さんは子どもをどこに預ければいい?

託児所の子供たち

これから出産を控えている看護師さん、もしくは将来子どもが欲しいと考えている看護師さんの中には、「出産後も仕事を続けたい」と考える方も少なくないでしょう。

看護師の仕事と育児を上手に両立させるためには、子どもを預ける施設についてしっかりと理解をしておくことが大切です。

そこで今回は、看護師さんが仕事を続けながら育児を両立させるために覚えておきたい、保育施設の基礎知識を解説します。


まずは家族・職場の理解を得ることから

子育てと仕事を上手に両立させるためには、職場と家族の理解が欠かせません。まずは、職場の病院・家族に「出産後も働きたい」「子育てと仕事を両立させたい」という意志を示しておき、協力体制を築いておくことが重要です。

また、職場の先輩ママさんに「どのような場所に子どもを預けたか」「上手に子育てと仕事を両立させるコツ」などについて、相談してみるのもいいでしょう。同じ職場で勤務しているからこそ、参考になる部分も多いはずです。

出産後すぐに復帰するのではなく、育児休業・育児休暇を上手に活用し、その間に今後の働き方を考えたり、保育施設を探したりするのもいいでしょう。その間、「勘を鈍らせたくない」という方は、1日からできる看護師の単発アルバイトを活用するのもおすすめです。

参考:【看護師さんの育休】育児休業と育児休暇の違いは?育休制度徹底解説

看護師さんの保育施設の選択肢

ママさん看護師と子供
では、実際に看護師さんが子どもを預ける選択肢となる施設について紹介します。それぞれにメリット・デメリットがあるため、特徴をしっかりと理解しておきましょう。

1. 勤務先の託児所

勤務先の病院に、託児所などの保育施設が用意されているケースもあります。利用できる時間帯や条件などは病院により異なりますが、「子どもの近くで働ける」という意味では、最善の選択肢になるでしょう。

しかし、託児所が用意されていない病院もあるため、その場合には他の選択肢を検討することになります。

2. 保育園

看護師さんにとって、子どもを預ける有力な選択肢になるのが保育園。0歳から小学校入学前までの子どもを預けることができます。

保育園の入所申込みはお住まいの自治体へ行い、「保育の必要性」により選考が行われる点も覚えておきましょう。ひとり親家庭(シングルマザー・シングルファザー)は、優先度が高くなる傾向にあります。

また、保育園にはさまざまな種類があるため、その違いについて理解をしておくことも大切です。例えば、保育園には「公立・私立」の違いに加え、「認可・認可外」といった違いもあります。園ごとに保育費用や特徴、保育時間などが大きく異なるため、事前に自治体で詳細を確認しておきましょう

3. 認定こども園

教育・保育を一体的に行う認定こども園も、最近注目を集めています。「保育だけでなく、幼稚園のような教育も受けさせたい」という方にとっては、有力な選択肢になるでしょう。保育料は、認定区分・保護者の所得に応じて決まります。

ただし、保育園と同様に「希望の園に必ずしも入れるわけではない」という点は覚えておく必要があります。

4. 託児所

一時的に子どもを預けるのに適しているのは、託児所です。例えば「今までのペースではなく、夜勤で週に数回働きたい」という方にとっては、選択肢になるでしょう。

ただし、託児所の利用料金はさまざまで、施設・時間帯によっては高額になるケースもあります。勤務で得られる収入と保育料のバランスを見ることも大切です。

5. 病児保育/病後児保育

子供が突発的な発熱や風邪などの状況になった場合には、保育所での受け入れができないケースもあります。そのような時には、保護者の委託を受けて一時的に子供を預かる施設・サービスである「病児保育」を利用するのもいいでしょう。

施設が用意されていたり、自宅に訪問してくれたりと、そのサービス内容はさまざまです。お住いの自治体で、病児保育/病後児保育が用意されているか、どのようなケースで利用できるのかを確認しておきましょう。

6. 学童保育

子供が小学生になったら、学童保育を活用するのも一つの方法です。授業後に遊びや生活の場を提供してくれる学童保育は、共働き世帯にはありがたい存在と言えるでしょう。

また、病院によっては院内保育所で、学童保育の制度を設けていることもあります。勤務先の病院でそのような制度が用意されているか、確認してみましょう。


今回は保育施設の基礎知識を紹介してきましたが、まずは職場・家族の理解を得ることが先決です。協力してもらえる体制を築ければ、子どもを預ける先の選択肢もぐっと広がります。周囲の協力を得ながら、ご自身の希望に合った最適な方法を見つけてみましょう。

【参考】
・保育の必要性の認定と、保育にかかる利用調整について
・内閣府 保育の必要性の認定について
・内閣府 認定こども園