看護師さんが効率良くダブルワークをするためには、勤務地選びがとても重要です。住んでいる場所や本業の勤務先から離れ過ぎていたり、駅から遠い場所だったりすると、アルバイトが大きな負担になってしまいます。
そこで今回は、看護師さんがダブルワークを始める際、どのように勤務地を選ぶべきか、そのポイントについて紹介します。これからダブルワークを始めようと考えている看護師さんは、ぜひ参考にしてください。
ダブルワークにおける通勤時間の考え方
通勤時間は「仕事(拘束時間)の一部」と考えるのが一般的です。「通勤時間が短いほど自分の自由な時間が増える」ことになります。
また、移動中の時間には賃金が発生しないため、たとえ交通費が支給されるケースでも、自宅から遠すぎる勤務地はあまりおすすめできません。効率良くダブルワークをする上では、「移動時間を短くすること」を意識することが重要です。
アルバイトの勤務先が遠方だと、効率が悪くなることに加え、体力面でも負担が増えることが考えられます。本業の後にアルバイトをする予定の方は特に、「移動の負担」を意識して勤務地選びをしましょう。
バイト先を探す際に注意するポイント
では、実際にどのように求人を探すべきなのか、そのポイントを紹介します。
1. 通勤時間は1時間以内を目安にする
看護師さんの中には、「アルバイト先は常勤で勤務する病院と近すぎる場所は避けたい」という方も少なくありません。実際に、同僚や患者さんに会ってしまうことを避けたい方もいるでしょう。
とはいえ、ダブルワークの勤務先が遠くなると通いづらくなるのも事実です。近場の求人をチェックしつつも、「通勤1時間以内まで」を目安に求人を選んでみてはいかがでしょうか。実際に、通勤1時間以内の場所でアルバイトをしている看護師さんが多いようです。
2. ダブルワークをする日の移動を想定しておく
勤務地を検討する際に想定しておきたいのが、どのタイミングでアルバイトを入れるかです。
例えば「夜勤~明け~休み」のシフトで、明けの日にバイトをしたいという場合。一度帰宅して仮眠をとってから勤務先に向かうのであれば、なるべく近い場所の方が仮眠時間も長く取れるため働きやすいと言えます。先ほど紹介した1時間以内を目安にしながら、「近過ぎず遠過ぎない場所」を選ぶのもいいかもしれません。
ただし、交通の便が良くない求人は、その分時給が高く設定されているケースもあります。
【参考】日給35,000円以上の看護師求人はどれくらいある?高日給求人の傾向は?
ダブルワークをするならとことん稼ぎたいと考えている方、車での移動ができて移動が苦にならない方は、少し勤務先の範囲を広げてみるのもいいでしょう。また、「アルバイトをするのは休日のみ」という場合も、同様に柔軟に勤務先を検討してもいいかもしれません。
3. シフトの組み方に注意する
ダブルワークをする際には、シフトの組み方にも注意が必要です。常勤の後、アルバイトを入れる場合は特に、移動時間にどれくらいかかるのかを余裕を持って計算しておき、無理のないシフトを組むようにします。
アルバイトを入れすぎて体調を崩すことのないよう、休息の時間も確保しシフトを決めていきましょう。
また、2交代制のシフトの場合通常は16時30分前後の勤務開始のため、看護師さんの夜勤バイトでは、「22時以降に勤務できる求人」も人気があります。求人を探す際には、何時から勤務可能なのかをチェックしておきましょう。
ダブルワークを始める際に、看護師専門のコーディネーターを通して求人を探すのもおすすめです。
希望の条件や勤務先などの希望を伝えることで、相談しながら最適な求人を一緒に探すことができます。無料で利用できるため、勤務地について悩んでいる場合、ちょうど良い場所の求人が見つからない場合には、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。