忙しい看護師さんでも手軽に資産運用が始められるロボアドバイザーとは?

積み立てコイン

「投資や資産づくりには興味があるけれど、難しそうだし失敗するのも怖い」と悩んでいる看護師さんは多いのではないでしょうか。

一昔前まで、投資は市場の仕組みを勉強してから始めたほうが良いと言われていました。
現在も、その原則は変わりありませんが、ここ数年のテクノロジーの進歩とともに専門知識がなくても気軽に投資をスタートできるサービスが増えています。

そのひとつが「ロボアドバイザー」と呼ばれる投資商品の自動売買ツール。
スマートフォンにアプリをインストールし、口座開設の手続きをすませて入金するだけで、投資商品を自動で選定・購入・運用してくれます。

そこで今回は、「ロボアドバイザー投資」をテーマに、ロボアドバイザーのしくみ、メリット&デメリット、投資の初め方について解説します。

ロボアドバイザーとは?

資産運用イメージ

ロボアドバイザーとは、主にETF(Exchange Traded Fund)を中心とした投資商品を自動で売買する資産運用サービスです
フィンテック企業や証券会社が取り扱っており、10万円程度の少額から始められる投資として人気が高まっています。

ロボアドバイザーが運用するETFとは?

ETFは「上場投資信託」と呼ばれる投資信託の一種です。
特定の指数(NYダウ平均株価など)の値動きに連動するよう設計された投資信託で、通常の株式と同じように市場で売買されます

個別企業の株式を購入した場合と比較すると、ETFは少額で複数の投資対象に分散投資できる点がメリットです。
さらに、自動で指数に連動する設計になっていることから、運用コストも低く、購入や保有時の手数料が割安である点も特徴の一つ。

とりわけNY市場のETFは、日本の10倍以上の規模があるため(2019年12月時点)、ロボアドバイザーの多くは海外(米国)のETFを利用して資産運用を行います。

ロボアドバイザーのメリット
・ETFを自動で売買できる
・リバランスを自動で行える
・外貨建て(米ドル建て)資産を持てる

ロボアドバイザーは、運用の最初に目標金額や利用者の年齢、貯蓄額等のいくつかの質問に回答することでリスク許容度を分析し、それに沿ったETF銘柄を選定します。
ロボアドバイザー口座に資金を入金すれば、買付は自動で行われ、それ以降の手間はかかりません
運用成績もパソコンやスマートフォン上で簡単に確認できます。

また、運用中にETFの配分(ポートフォリオ)が崩れた場合は、値上がりしたETFを売って別銘柄を買い増す「リバランス」を自動で行います
投資に慣れていないと、ポートフォリオのリバランスを適切に行うことは難しいため、リバランス機能はロボアドバイザーの大きなメリットと言えるでしょう。

なお、購入済みのETFはドル建てのまま保有され、円安局面では資産が値上がりするなど、円とは異なる値動きをします。
資産の一部を日本円以外で持つことで通貨の分散投資ができる点もロボアドバイザーのメリットです

ロボアドバイザーのデメリット
・手数料がかかる
・税優遇がない

自動運用をするロボアドバイザーのほとんどは、利用時に手数料がかかります。
相場は預かり資産の1.1%(税込)/年。
そのため、買付やリバランスを自分で行える場合は、証券会社を通じてETFを購入したほうが手数料を低く抑えることができます

また、NISAやiDeCoのように運用で発生した利益を非課税にする制度(iDeCoの場合は掛金の控除と年金受け取り時の非課税枠も含む)がない点にも注意しましょう。
ロボアドバイザー口座から資金を引き出す際は、利益部分に所定の税金(20.315%)がかかります

ロボアドバイザーの選び方

ロボアドバイザーを選ぶ際には、これまでの運用成績や、取り扱うETF銘柄、投資アルゴリズムなどを公開している企業がおすすめです。
忙しくて勉強する時間はないけれど、投資や資産づくりには興味のある看護師さんは、知識がなくても気軽に投資をスタートできるロボアドバイザーを利用して資産運用を始めてみてはいかがでしょう。

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