看護師の夜勤バイトで支える医療的ケア児のショートステイ

母と子

看護師さんの夜勤バイトの現場は「一般病棟」「老人介護施設」「訪問看護」「救急外来」などが主流ですが、医療的ケア児の夜間預かりを担う「医療的ケア児ショートステイ」もまた医療の専門職である看護師さんのニーズが高い現場の一つです。

医療的ケア児を育てる家庭は、夜間に子どもを預けられる場所が不足しており、保護者への負担が偏りがち。子どもの安全を守りながら保護者に休息時間を提供するショートステイは社会的にも重要なポジションと言えるでしょう。

今回は、医療的ケア児ショートステイにおける夜勤看護師さんの仕事内容と、夜勤バイト先としてのメリット・デメリットについて解説します。

医療的ケア児ショートステイの種類と夜勤看護師さんの仕事内容は?

ショートステイをする子供

医療的ケア児ショートステイは、介護者が体調不良の時やレスパイト(日々の休息)のために医療的ケア児および医療的ケア者が短期入所する施設を指します。「福祉型」と「医療型」に分かれており、生活面での介助や支援が中心の「福祉型」に対し、「医療型」では各種の生活介助に加えて利用者の医療的ケアや看護も提供しています。

福祉型:主に介護士が生活介助を担当。医療行為は原則提供していないが、医療型ショートステイや訪問看護ステーションと併設のケースもあり。

医療型:一般的な生活介助に加えて医療的ケアも提供。利用者が体調不良の場合に備えて自宅やかかりつけ医との連携体制もあり。

医療的ケア児ショートステイの夜勤の仕事内容

医療的ケア児ショートステイにおける夜勤看護師さんの仕事内容には、主に以下のようなものがあります。

・利用者の健康チェック
・服薬管理
・緊急時対応
・医療的ケア
・体位変換やおむつ交換
・睡眠環境づくりなどのメンタルケア

また、施設によっては入浴介助や食事介助を看護師が担うケースもあります。求人を検討する際はどこまでが業務範囲となるか、仕事内容をチェックしましょう。

医療的ケア児ショートステイで夜勤バイトをするメリット

夜勤バイトとして医療的ケア児ショートステイで働くメリットには、以下のようなものが挙げられます。

・介護者の息抜きや休息(レスパイト)に貢献できる
・医療的ケア児、重症心身障害ケアのスキルを身につけられる

一番のメリットは、介護する家庭に息抜きや休息の機会を与えられる点でしょう。また、多様な医療的ケア児・医療的ケアのスキルを身につけることで看護師としてのキャリアアップにもつながります。夜勤の場合は、日勤よりも少人数体制となりますが、利用者が就寝時間となるため落ち着いてケアしやすいと言えます。

医療的ケア児ショートステイで夜勤バイトをするデメリット

一方、医療的ケア児ショートステイで夜勤バイトをするデメリットには以下のようなものがあります。

・医療的ケア児が普段と異なる環境で体調を崩すケースがある
・施設数が少なく、求人数が限られる

慣れない環境における利用者のメンタルケアや特に医療型ショートステイにおいて急変対応が必要になるケースがあります。医療型ショートステイは医療施設でもあることを意識し、医師や家族との連携をしっかり確認しましょう。
また、施設数が少ないため、常時求人があるとは限らない点もデメリットと言えます

夜勤バイトや夜勤専従の看護師さんは医療的ケア児ショートステイも視野に入れてみよう

医療的ケア児ショートステイは、在宅介護が中心となっている現在、医療的ケア児本人はもちろん介護する家族のレスパイトケアとしても重要な役割を担っています。
夜勤バイトを検討中の看護師さんは、社会的意義とやりがいのある勤務先であることを意識しつつチャレンジしてみてはいかがでしょう。

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