小規模多機能型居宅介護施設での夜勤バイト、看護師さんの役割とは?

老人の車椅子を押す看護師

近年、高齢化が進み、要介護(支援)状態の方が自宅で安心して生活できるよう、さまざまなサービスが提供されています。
その一つが「小規模多機能型居宅介護」で、施設数は年々増えています。

本記事では、そんな需要が高まる小規模多機能型居宅介護施設の概要について解説し、施設で働く看護師さんの役割や業務内容、メリットや注意点について詳しく解説していきます。

小規模多機能型居宅介護施設とは?

老人ホームの看護師と入居者

まずは、提供サービス内容や利用者の方の特徴について見ていきましょう。

小規模多機能型居宅介護のサービス内容

小規模多機能型居宅介護は、要介護(支援)状態の方が自宅で安心して生活できるように、通所、訪問介護、宿泊のサービスを組み合わせ、一人ひとりの状況や希望に合わせたケアを提供するサービスです。
「小多機(しょうたき)」とも呼ばれています。

通所サービスを中心に、食事や入浴、レクリエーションなどの機会を提供し、訪問介護サービスでは自宅での介護や家事援助を行います。
また、宿泊サービスは、短期的な宿泊を通じて、よりきめ細やかなケアを実施。これらのサービスを柔軟に組み合わせることで、利用者は中重度でも自宅での生活を長く続け、家族は介護負担を軽減できます。

なお、「看護小規模多機能型居宅介護施設」(看多機)は、小規模多機能型居宅介護に訪問看護のサービスが加わったもので、医療的なケアが必要な方にも対応しています。

小規模多機能型居宅介護の利用者の特徴

小規模多機能型居宅介護の利用者は、要介護の認定を受け、施設がある場所と同一の市町村に住んでいる方が対象です

令和2年に厚生労働省から発表された資料によると、小規模多機能型居宅介護を利用する方は、要介護度が3~5の重度な方が39%を占め、特に1人住まいの高齢者の割合が高い傾向です。
しかし、より軽度の要介護状態の方の利用も増加しており、重度な方の割合は減少傾向にあります。

小規模多機能型居宅介護施設で働く看護師さんとは?

次に、提供サービスが幅広い小多機で働く看護師さんの役割や具体的な業務内容を紹介します。

看護師さんの役割

小規模多機能型居宅介護施設の看護師さんは、医療的目線を持って利用者の方の健康管理を担う重要な役割を担っています

小規模多機能型居宅介護施設では、一人ひとりの利用者さんに合わせた包括的なサービスを提供するため、看護師さんは多職種の職員と密に連携を取ることが求めらるのが特徴です。

具体的な業務内容

看護師さんの業務は、バイタルチェックや服薬管理などに加え、以下のような医療行為を行います。

・点滴
・胃ろう
・経管栄養の管理
・インスリン注射
・褥瘡の処置
・摘便

また、夜勤バイトの場合には担当する機会は少ないですが、利用者の方の通院の付き添いも行います。

小規模多機能型居宅介護施設で働くメリットと注意点

最後に、小規模多機能型居宅介護施設で働く看護師さんのメリットと注意点について、具体的に見ていきましょう。

メリット

小規模多機能型居宅介護施設で働く看護師さんは、通所、訪問介護、宿泊など、多様なサービスに関わることで、医療行為だけでなく、介護や生活支援など幅広い経験を積めます

また、少人数の利用者に対して、一人ひとりの状況や変化に合わせて柔軟に対応し、きめ細やかなケアを提供できるため、やりがいを感じやすいでしょう。

注意点

一方で、業務内容の幅広さから、多岐にわたる知識とスキルが必要となる側面もあります
ブランクのある方や、介護施設未経験の方は、業務に慣れるまでに時間がかかる可能性があります。

ナイトナースでは小規模多機能型居宅介護施設の夜勤バイトの求人を掲載中

提供サービスが幅広く、利用者の方にとって魅力的な小規模多機能型居宅介護施設ですが、前述した厚生労働省の調査では、半数以上の施設が人員不足の状況にあることがわかっています。

施設で働く看護師さんのニーズは、今後も高まることでしょう。ナイトナースでは小規模多機能型居宅介護施設の夜勤バイトの求人を掲載しています。
フリーワード検索で「小規模多機能型」と入力して、求人の詳細をチェックしてみてください。

看護師の夜勤バイト・夜勤専従求人サイト ナイトナースはこちら ★探してる夜勤アルバイト見つかります!