首都圏は物価・地価・給与水準ともに地方より高い傾向があります。助産師の夜勤バイトを探すにあたって、東京とその周辺県のどこで働くのが有利か、気になる方は多いでしょう。
そこでナイトナースでは、首都圏で夜勤バイトを考えている助産師さん向けに1都3県の賃金傾向を調査しました。産婦人科病棟とそれ以外の勤務先による違いも調べているので、ぜひ参考にしてください。
首都圏の助産師求人から見る夜勤バイトの平均日給の傾向は?
今回の調査では、ナイトナースに寄せられた首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)の助産師求人を都県別および勤務先別に集計し、夜勤の平均日給を比較しました。
【首都圏の助産師求人】勤務先別の夜勤平均日給は?
最初に、産科婦人科病棟とそれ以外(個人の産科クリニックや助産院など)の勤務先別の賃金傾向の違いを見てみましょう。
「勤務先別」首都圏の助産師夜勤バイトの平均日給
勤務先 | 夜勤平均賃金(日給) |
---|---|
産科婦人科病棟 | 35,771円 |
産科クリニックなど | 33,784円 |
首都圏平均では、産科婦人科病棟の平均賃金が35,771円、産科クリニックなどの平均賃金が33,784円となり、賃金差は1,987円でした。産科婦人科病棟の賃金水準のほうがやや高い傾向にあると言えそうです。
【首都圏の助産師求人】エリア別の夜勤平均日給は?
次に、首都圏の1都3県のエリア別の夜勤平均日給を見てみましょう。
「エリア別」首都圏の助産師夜勤バイトの平均日給
エリア | 夜勤平均賃金(日給) |
---|---|
東京都 | 34,106円 |
神奈川県 | 37,148円 |
埼玉県 | 34,666円 |
千葉県 | 33,192円 |
首都圏エリアの助産師求人の中で、もっとも夜勤平均賃金が高いのは「神奈川県」です。最下位の「千葉県」との賃金差は3,956円。次点である「埼玉県」との賃金差も2,482円となっており、首都圏の中でも頭一つ抜けていると言えるでしょう。
東京都に次いで物価が高い神奈川県ですが、都内通勤者のベッドタウンとしてファミリー人口が多いこと、それに伴って産科や助産師へのニーズも高いことなどが関係している可能性があります。
【首都圏の助産師求人】勤務先別×エリア別の夜勤平均日給は?
それでは最後に、勤務先とエリアのデータをかけ合わせた全体的な賃金データをもとに首都圏における助産師の夜勤賃金傾向をチェックしてみましょう。
「勤務先別とエリア別」首都圏の助産師夜勤バイトの平均日給
エリア | 産科婦人科病棟 | 産科クリニックなど |
---|---|---|
東京都 | 33,998円 | 34,223円 |
神奈川県 | 36,930円 | 37,365円 |
埼玉県 | 37,166円 | 32,166円 |
千葉県 | 35,000円 | 31,384円 |
同じ首都圏でもエリアによって産科婦人科病棟の夜勤賃金が高い地域と、産科クリニックなどの勤務先のほうが高い地域に分かれていることがわかります。
東京都、神奈川県は「産婦人科病棟以外」の賃金が高く、埼玉県、千葉県では「産婦人科病棟」の賃金が高くなっています。エリアの傾向として、東京都や神奈川県では、個人の産科クリニックや助産院を利用するケースが他の2県と比較して高い傾向があると言えるでしょう。妊婦人口の多さと産院数の関係から助産師へのニーズが高く、賃金を押し上げている可能性があると言えそうです。
一方で、埼玉県や千葉県では、助産師の働き口として総合病院の産科婦人科病棟が強い傾向があると言えます。首都圏で夜勤を検討している助産師の方は、このような勤務先別とエリア別の傾向を把握した上で、夜勤バイトを探してみると良いでしょう。
首都圏における助産師の夜勤賃金傾向を見てきました。今回の賃金情報は、あくまで複数の求人から導き出した平均データとなるため、個別の求人によっては傾向が異なる場合もあります。
首都圏で有利な条件の夜勤バイトを探している方は、助産師の夜勤バイト求人を多数扱うナイトナースをぜひ利用してみてください。