「支払いサイト」とは、締め日から支払日までの期間を指すビジネス用語です。給料がいつ支払われるかは、働き手にとって生活に直結する重要な問題。
夜勤専従の看護師さんは、深夜割増手当が給与の大きな部分を占めるため、いつの勤務分がいつの給与に反映されるかをしっかり把握しておきましょう。
夜勤専従看護師の給料支払い。まずは法律の前提を知ろう

法律(労働基準法第24条)では、賃金は「毎月1回以上」「一定の期日」で支払うことが義務付けられています。
具体的な締め日や支払日は、医療機関ごとに異なりますが、就業規則や労働条件通知書に明示することが定められているため、雇用時に必ず書面で確認しましょう。
病院・施設で多い給与支払い例(代表的なパターン)
医療機関で採用されている給与支払いパターンには、以下のような例があります。
・月末締め、翌月25日払い
・15日締め、当月末払い
・月末締め、翌月10日払い
・20日締め、翌月5日払い、など
ただし、これらはあくまで一般的な給与支払いの例です。実際の支払いサイトは、ご自身の契約書・就業規則で確認しましょう。
夜勤専従の給与計算で見落としがちなポイント
夜勤専従の看護師さんの場合は、給与計算で注意したいポイントがいくつかあります。まず、深夜割増手当(22時から翌5時)は、通常の時給に25%以上を上乗せして支払われることが労働基準法第37条で定められています。夜勤専従はこの対象時間が長いため、月内の勤務実績を確定し、正確に計算するまでに時間がかかる場合があります。
時間外労働や休日労働が重なった場合の割増率の計算は、さらに複雑になります。例えば、2交替勤務で勤務時間が延長された場合や、休日に夜勤が入った場合などは、複数の割増が組み合わされます。賃金項目ごとの計算方法を事前に確認しておくことで、給与明細を受け取った際に内容を理解しやすいでしょう。
夜勤専従の看護師さんが給料支払いでチェックしたいポイント
夜勤専従の求人を探す(応募する)際には、以下の給与支払い条件を確認しておきましょう。
夜勤専従の求人票で「締め日」と「支払日」をチェック
求人票に記載されている給与項目の締め日と支払日を確認しましょう。例えば、ナイトナースの求人票では、「給与」欄に、給与金額と共に締め日と支払いが記載されています。
例1)ナイトナース求人票
https://night-nurse.jp/searchDetail?id=6823d595
毎月15日〆当月末払い
例2)ナイトナース求人票
https://night-nurse.jp/searchDetail?id=52cb8cd8
15日〆当月25日払い
給与の支払日が休日だった場合、直前の平日に前倒しして支払いなのか、休日明けの営業日に支払いなのかなどの確認もあわせて行うと安心です。もし求人票に記載がない場合や、詳細が不明な場合は、専任のコンサルタントに問い合わせましょう。
求人サイトでは給与の不明点をコンサルタントに問い合わせできる
給与の支払いサイトは、法律の原則(毎月1回以上・一定期日での支払い)と、各医療機関の運用規定によって決まります。締め日・支払日・各種割増手当の計算方法を求人応募前にしっかり確認することで、入職後のミスマッチを防ぐことができるでしょう。
求人サイトを利用している場合は、給与支払いでの不明点や確認事項についてコンサルタントに相談できるところがほとんどです。給与は働く上での基本条件。納得した状態で応募・入職するためにも、疑問点は放置せず確認しましょう。
看護師さんの夜勤専従の仕事の探し方
夜勤専従の看護師求人を効率的に探すのであれば、看護師さんの夜勤専従・夜勤バイト求人に特化した求人サイトの活用がおすすめです。ナイトナースでは、Webサイト上の夜勤専従のお仕事ページで関東エリアを中心とした看護師さんの夜勤求人を検索できます。夜勤専従の仕事を探している方は、お気軽にご相談ください。