看護師さんが覚えておきたい、花がもたらす癒し効果と自宅でお花を楽しむための4つのポイント

花を置く女性

農林水産省が行っている「花いっぱいプロジェクト」をご存知ですか?
このプロジェクトは、コロナ禍で卒業式や入学式などのイベントが中止になってしまい、多くの花が売れ残っていることから、一般消費者に花の購入を促進する取り組みです。

看護師さんの中には、花は好きだけれど忙しくてすぐ枯らしてしまうので購入はあまりしない、という方も多いと思います。
しかし私達が花を購入して飾ることは、花屋さんを救うだけではなく、実は自分にも精神的なメリットがあります。

そこで今回は、お花がもたらす精神的な効果と、自宅でお花を楽しむための4つのポイントを紹介します。
忙しい看護師さんもこの機会に“花のある生活”を始めてみませんか?

花がもたらす嬉しい効果とは?

農林水産省のサイト(※1)では、「花の癒し効果」が紹介されています。
花を部屋に飾っている人と飾っていない人の神経活動を比較した千葉大学の研究によると、花のある部屋で過ごす人の交感神経活動は25%低下し、反対に副交感神経活動が29%上昇することがわかったそうです。

また、花の”香り”がもたらす鎮静効果や、葉の緑色がもたらす眼精疲労軽減効果など、花にはさまざまな効果があるとも言われています。お見舞いに花を持参したり、退院日に花をプレゼントしたりする習慣は、「相手を癒したい。幸せな気持ちになってほしい」という感情から始まったのかもしれません。

夜勤などで自律神経が乱れがちな看護師さんも色彩や香りでリラックス効果が得られるのでぜひお家に飾ってみてはいかがでしょうか。

自宅で花を楽しむための4つのポイント

飾られた花

このように多くのメリットがあるお花ですが、「買ってきてもすぐに枯らしてしまう」という方もいるでしょう。
そこで、ここからは切り花を綺麗な状態で長持ちさせる方法を紹介します。まずは気軽に、一輪挿しに入る程度の花を飾ってみてはいかがでしょうか。

余分な葉は取り除く

切り花を長持ちさせるためには、花瓶の水を清潔に保つことが大切です
そのためにまず、買ってきたお花の”葉”を整えましょう。花瓶の水に浸かってしまう高さの葉を生ける前に取り除くことで、水が腐ってしまうのを防ぎます。
また、余分な葉を取っておくと、水分や栄養分が必要なところだけに行き渡るため、切り花がさらに長持するはずです。

水切りをする

次に、花が十分な水を吸えるように「水切り」をします。水切りとは、水中で茎の先を2~3cmほどカットすること。
その際、茎を斜めに切り断面積が広く取れるようにするのがポイントです。少し花の元気がなくなってきた時にも、水切りを試してみてください。

ただし、切れ味の悪いハサミだと茎の道管がつぶれ茎が腐る原因にもなるため、良く切れる清潔なハサミを使用しましょう。

エアコンの風が当たらない涼しい場所に飾る

切り花を長持ちさせるためには、お花を置く場所にも配慮が必要です。茎から吸い上げる以上の水分が葉から蒸発すると、水分が不足し花が弱ってしまいます。
そのため、買ってきた花を飾る場所は、エアコンの風などが直接当たらない涼しい場所を選びましょう。

水はなるべく毎日入れ替える

花瓶の中は菌が繁殖しやすく、その菌を含んだ水を茎から吸い上げると、花は早く枯れてしまいます。
そのため、できるだけ毎日清潔な水に変えるようにしましょう
水を替えるタイミングで、茎のヌメリを洗い落としたり、花瓶の内部をきれいに洗ったりすると、さらに花は長持ちします。

忙しくて水の入れ替えが頻繁にできない時は、花瓶の水に1滴だけ漂白剤を入れるのもおすすめ
漂白剤の抗菌成分によって菌が繁殖しづらくなり、水が腐るスピードを遅らせることができます。


冒頭で触れた農林水産省のプロジェクトサイト内にある「応援ショップリスト」には、花の通販を行っているお店も紹介されています。
また、最近では定期的に家に花が届くサブスクサービスも話題です。

どちらも自宅にお花を届けてくれるサービスなので、「なかなかお花を買うタイミングがない」という看護師さんはぜひ活用してみてください。

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