夜勤のアルバイトを考えている助産師さんにとって、1回(1日)の夜勤でどれくらい稼げるかは気になるポイントでしょう。
夜勤の日給は、一般的に日勤より高くなるケースがほとんどです。
しかし、同じ夜勤バイトでも勤務する施設や他の職種との関係によって賃金の傾向は異なります。
そこで今回は、夜勤のアルバイトを検討中の助産師さんのために、夜勤アルバイトの平均日給をさまざまな角度からご紹介します。
助産師さんの職種別の夜勤平均日給は?
はじめに、助産師さんの夜勤の平均日給を、「正看護師」「准看護師」の2つの職種と比較してみましょう。
「職種別」助産師さんの夜勤アルバイト平均日給
平均日給 | |
---|---|
助産師 | 34,575円 |
正看護師 | 29,962円 |
准看護師 | 27,905円 |
職種で比較した場合の助産師の夜勤アルバイトの平均日給は34,575円で、正看護師よりも4,613円、准看護師よりも6,670円高くなっています。
医療分野の中でも妊娠と出産を専門でサポートする助産師さんは、産科・婦人科分野の専門職として高く評価されていることがわかります。
助産師さんの病棟・施設別の夜勤平均日給は?
では次に、病棟・施設別の助産師さんの夜勤平均日給を比較してみましょう。
「病棟・施設別」助産師さんの夜勤アルバイト平均日給
病棟・施設 | 助産師の夜勤平均日給 |
---|---|
産科・婦人科病棟のみ | 35,114円 |
産科・婦人科病棟以外 | 34,015円 |
産科・婦人科病棟を含む全ての勤務場所 | 34,597円 |
夜勤アルバイトの平均日給がもっとも高いのは、「産科・婦人科のみ」の病棟・施設です。
産婦人科・産科クリニックや助産院、総合病院の産科・婦人科病棟では、専門職としての助産師さんのニーズが非常に高いことがわかるでしょう。
その一方で、他の2つの病棟・施設では、助産師さんの平均日給がほぼ横並びとなっています。
助産師さんの勤務場所には、産科クリニックや総合病院の産婦人科の他にも、行政が運営する育児相談窓口や保健センター、民間の産後ケア施設などがあります。
それぞれに仕事内容や求められる知識が異なっており、実際のお産現場で出産サポートを担う「産科・婦人科」以外に、生まれてきた赤ちゃんとお母さんのアドバイザーや見守り役、育児相談などを中心に行う勤務先もあります。
勤務先の病棟・施設を選ぶ際は、夜勤の報酬額に加えて、ご自身がどのような形で助産師業務に携わりたいかも合わせて検討すると良いでしょう。
助産師さんの職種別 × 病棟・施設別の夜勤平均日給は?
最後に、「職種別」と「病棟・施設別」のそれぞれのデータを合わせて、助産師さんの全体的な夜勤平均日給の傾向を見てみましょう。
「職種と病棟・施設別」助産師さんの夜勤アルバイト平均日給
助産師 | 正看護師 | 准看護師 | |
産科・婦人科病棟のみ | 35,114円 | 29,357円 | 26,980円 |
産科・婦人科病棟以外 | 34,015円 | 30,270円 | 28,371円 |
産科・婦人科病棟を含む全ての勤務場所 | 34,597円 | 30,258円 | 28,364円 |
助産師さんの夜勤平均日給が最も高いのは、先述の通り「産科・婦人科病棟のみ」の医療機関・施設です。
一方、それ以外の施設においては、職種別(とりわけ正看護師)との賃金差が縮まる傾向にあります。
これは、助産師以外でも従事可能な業務の量に比例した結果といえるでしょう。
まとめると、助産師として高額の夜勤日給を得たい場合は、産科・婦人科のみの医療機関が有利となりますが、他の病棟・施設であっても、助産師は隣接職種である看護師・准看護師より高い報酬額を期待できるということができます。
ナイトナースでは、助産師さんの夜勤アルバイトを多数取り扱っています。
夜勤でしっかりと稼ぎたい助産師さんは、お気軽にご相談ください。