看護師さんの夜勤バイトは、病院(病棟)のほかに病院以外の施設(介護施設、訪問看護など)やクリニックでも高いニーズがあります。
しかし、普段、施設やクリニックで働いていない看護師さんにとっては、「施設ごとの仕事内容は?」「夜勤の給料水準はどれくらい違う?」など、疑問に感じる点も多いはず。
そこで本記事では、看護師さんの施設ごとの夜勤平均賃金について紹介したうえで、具体的な仕事内容の違いについても解説します。
夜勤バイトの給料は施設ごとに違いがあるの?
看護師さんの夜勤バイト賃金は、勤務先によって差があります。
医療機関以外の施設の場合も例外ではありません。
個々の施設によって賃金が異なる場合ももちろんありますが、施設の種類による傾向もあるため、夜勤バイトの際は、後者の全体的な施設の傾向を押さえておくと役に立つでしょう。
看護師さんの施設別の夜勤平均賃金は?
以下は、看護師さんの夜勤バイトを、施設ごとの平均給料で比較したデータです。
これによると、夜勤の日給の平均がもっとも高いのは「有料老人ホーム」であり、反対に平均がもっとも低いのは「訪問看護・訪問診療」となっています。
【施設・クリニック別の夜勤平均賃金(日給)】
施設の種類 | 夜勤の平均日給(正看護師) |
---|---|
介護老人保健施設 | 28,288円 |
特別養護老人ホーム | 29,455円 |
有料老人ホーム | 31,385円 |
有床クリニック | 28,268円 |
訪問看護・訪問診療 | 26,753円 |
その他(ユニットなど) | 30,829円 |
「有料老人ホーム」の夜勤バイトは高給となる傾向
施設の中でも「有料老人ホーム」は夜勤の給料水準が高くなっています。
これは、有料老人ホームが主に民間企業によって運営され、完全個室や24時間の医療体制など充実した介護サービスを提供していることと関係がありそうです。
高水準のサービスを提供するためにスタッフの給料水準も高めに設定していると言えるでしょう。
施設ごとの夜勤バイトの違いを把握しよう
施設・クリニックでの夜勤バイトを検討する際は、それぞれの施設の違いを知っておくことで仕事内容をイメージしやすくなります。
より詳しい施設の概要を知りたい場合は、関連ページも合わせてチェックしてみてください。
・介護老人保健施設(老健):65歳以上で要介護1以上。入居者の在宅復帰を目的として医療ケアやリハビリを提供。公的施設。
・特別養護老人ホーム(特養):要介護3以上。長期入居が基本となる。公的施設。
・有料老人ホーム:「介護付き」「在宅型」「健康型」3つのタイプに分かれる。民間施設。利用料金は高め。
・有床クリニック:ベッド数が19以下の小規模な医療施設。内科・産婦人科・整形外科など単科の診療所が多い傾向。
・訪問看護・訪問診療:利用者の自宅を訪問して看護やリハビリ・医療行為を行うサービス。利用者は在宅医療を必要とする人全般で年齢条件等は特にない。
看護師さんが施設別の夜勤バイトを探す方法
働く施設やクリニックを指定して夜勤バイトを探したい時は、看護師求人サイトを活用するのがおすすめです。
看護師さんの夜勤バイト求人を専門で扱うナイトナースでは、求人検索画面の「希望勤務場所」の欄でそれぞれの施設(有料老人ホームなど)にチェックを入れ、求人を絞り込むことができます。
施設・クリニックの夜勤バイトを探している看護師さんは、ぜひお気軽にご相談ください。