人間が本来寝ている時間に働く、夜勤の看護師にとって大切なのは体調管理。
なかでも食事については、夜勤中、気を使う看護師さんもいらっしゃるのではないでしょうか。深夜の勤務でもお家やコンビニなどで手軽に用意できるものだと、習慣にしやすいですよね。
今回はそんな「夜勤勤務の際のおすすめの食事のとり方」について、ポイントをご紹介していこうと思います。
【食事は仮眠の3時間以上前がおすすめ】
休憩時間と別に仮眠の時間が設けられている病院もあります。仮眠をとることで、夜勤中だけでなく退勤後の疲労感も軽減するといわれています(※)。
食事は、仮眠の3時間以上まえに取ることが望ましいです。また、脂っこいものは消化に時間がかかり睡眠を妨げると言われているため、揚げ物やカップラーメンなどはさけたほうがベターと言えます(※)。
もし仮眠前に食事を取る場合は、深い眠りを妨げないよう、満腹になるまで食べないほうが良いでしょう。
リラックス効果があるといわれているホットミルクやココアなどを飲んで寝れば、安眠が期待できるかもしれません。
【エネルギー補給に欠かせない炭水化物。何を食べればいい?】
バナナは炭水化物の中でも低カロリーといわれ、でんぷん、ブドウ糖、ショ糖など、さまざまな糖質が含まれ、それぞれ体内に吸収される時間が異なるため、エネルギー補給が持続するといわれています。
また、夜勤前にコンビニなどで簡単に入手でき、サクッと食べられるのもいいですよね。
おにぎりはパンなどに比べ糖質が低いといわれ、腹持ちもよく短時間で準備できるという魅力があります。
雑穀米のおにぎりを用意して、スープと混ぜて雑炊風にして食べれば、白米より低カロリーで身体も温まり一石二鳥です。
【間食の取り方のポイント】
夜勤中忙しく、しっかり時間を取って食事できない場合や、小腹が空いたときなどには、ついついチョコやクッキー、スナック菓子などに手が伸びがち。
夜は代謝が落ち太りやすい時間といわれているため、糖質の高いスイーツや脂分の多いポテトチップスなどは要注意です。
甘いものであれば、添加物も少なくビタミンなどの栄養も含んだドライフルーツのほうが良いでしょう。また、同じく添加物が少なく栄養も豊富と言われるナッツ類もおすすめ。
ナッツ類は脂質も多いですが、固く歯ごたえがあるため、少量で満足できるのではないでしょうか。
どうしても甘いものが食べたい場合は、ビターチョコやおからクッキーなどを選ぶと良いかもしれませんね。
夜勤専従看護師のみなさん、夜勤アルバイトを検討している看護師の方、ぜひ今後の食事方法のご参考にしてみてください。
→ 看護師・准看護師・助産師の夜勤専従・夜勤アルバイト専門の求人サイト「ナイトナース」はこちら
※日本看護協会「夜勤中の仮眠を取りましょう」