仕事もプライベートも、忙しい毎日を送る看護師さん。
日々の疲れから「もう仕事に行きたくない」と感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
心身ともに健康な状態で仕事に取り組むには、自分自身が抱えているストレスにしっかりと目を向けて、日頃からネガティブな気持ちを溜め込み過ぎないようにすることが大切です。
そこで今回は、日常生活の中で簡単に取り入れられる気持ちのリセット方法を4つ紹介します。
「最近気分が上がらない」「前向きな気持ちを取り戻したい」という方はぜひ参考にしてみてください。
看護師さんが仕事でストレスを感じる時
常に臨機応変な対応が求められることから、心身に負荷がかかりやすい看護のお仕事。
具体的なストレスの原因としては「人命に関わる業務である」という責任感や、さまざまな職種のメンバーと連携を図るための対人コミュニケーション、夜勤や日勤で生活リズムが崩れることによる自律神経の乱れなどが挙げられます。
看護師さんが業務上のストレスに上手く対処しながら働くには、日頃から自分自身の心の状態と向き合い、しっかりとセルフケアをすることが肝心です。
看護師さんにおすすめしたい、気持ちをリセットする4つの方法
ここからは、ストレスが溜まり気味な看護師さんにおすすめしたい、気持ちのリセット方法を見ていきましょう。
日々の生活に取り入れやすい習慣ばかりなので、ぜひご自身に合った方法から試してみてください。
1日の中でリラックスタイムを作る
まず、1日の中でリラックスできる時間を意識的に作るようにしましょう。
例えば、アロマキャンドルを焚きながらお風呂に入ったり、お気に入りのお茶を飲んだりするのは心を落ち着けるのに効果的です。
忙しい日々の中でもほっと一息つく時間を忘れないようにしましょう。
体を動かしてみる
体を動かすことも効果的なリフレッシュ方法の一つ。
気分転換を目的とした運動の場合、自宅の周りを少し歩くだけでも十分に効果が期待できます。
散歩やダンスなどの適度なリズム運動は、心のバランスを整える作用がある脳内の神経伝達物質「セロトニン」を活性化させ、ストレス緩和に役立つと言われています。
まずは1日20分程度の運動を習慣化してみましょう。
心のモヤモヤをノートに書き出す、人に話してみる
心の中にあるモヤモヤとした気持ちを、ノートに書き出してみるのもおすすめです。
頭で考えていることを可視化すれば、気持ちが整理できるだけでなく、新たな気付きが得られることもあります。
また、信頼している人に悩み事を話してみるのもいいでしょう。
一人で抱えている悩みを誰かに話すだけでも、少し心が軽くなるものです。
また、自分では思いつかないような意見をもらえて悩みが解決することもあります。
頑張っている自分へのご褒美を用意する
日々頑張っている自分自身に「ご褒美」を用意するのもおすすめです。
例えば、ショッピングや友人との食事、旅行やマッサージなど、休日に楽しい予定を入れれば、その日がくるのを励みにしながら前向きな気持ちで仕事を頑張ろうと思えるはず。
仕事に追われて余裕がなくなると、楽しむ気持ちや自分を大切にする気持ちを忘れてしまいがちですが、贅沢な体験や、仕事がある日にはできないような非日常的な経験をすることで、気持ちをリフレッシュさせることができます。
心の栄養補給もぜひ大切にしましょう。
相談窓口も活用してみよう
「仕事の悩みを誰かに相談したいけれど、身近な人には話しづらい……」という方も少なくないでしょう。
誰に悩みを相談していいかわからない場合には、日本看護協会が設置している「看護職のためのメンタルヘルス相談窓口」を利用するのもおすすめです。
窓口では、電話・メール・Web面談の3種類の方法での相談を受け付けており、臨床心理士や精神保健福祉士など、カウンセリングのプロが一人ひとりの悩みに寄り添って話を聞いてくれます。
一人で悩みを抱え込む前に、周りの人や相談窓口に頼るようにしましょう。