看護師さんが夜勤バイトの仕事を探す際、「宿直」や「当直」と書かれた求人を見かけることがあるでしょう。
しかし、宿直の言葉は知っていても、夜勤との違いや仕事内容、日給はどうなのかなど、詳しい知識がないという方も多いはず。
そこで今回は、看護師さんの宿直のバイト内容や夜勤との違い、メリット・デメリット、宿直バイトの探し方について解説します。
看護師さんの宿直バイトとはどんな働き方?
宿直とは、仕事終了時や休日などの夜間に職場に泊まり込みで待機する勤務形態を指します。
労働基準法では、宿直は労働時間に含まれず、勤務時間外の待機としてほぼ労働の必要がない業務を行うことが定められています。
例えば、電話対応や郵便物等の受取、定期巡視、非常事態に備えての待機などが宿直の主な業務です。
また、宿直勤務は週1回と定められており、十分な睡眠が取れることが必要です。
看護師さんの宿直と夜勤の違い
看護師さんの宿直と夜勤との違いは、宿直は労働時間に含まれない点です。
病院・施設で看護業務や介護業務を行う夜勤とは異なり、宿直バイトでは看護師さんであっても通常の業務ではなく待機業務がメインとなります。
・夜勤:夜間(22~5時)に通常業務を行うこと。夜勤手当の支給や週当たりの労働時間が定められている
・宿直:臨時の待機要員のため通常業務は行わない。定期巡回、電話応対など
看護師さんの宿直バイト、当直との違いは?
看護師さんのバイトには、宿直の他に「当直」と記載されている求人もあります。
当直とは、労働時間外に臨時要員として職場に待機すること。昼間に当直することを「日直」、夜間の当直を「宿直」と言い、労働時間以外の定義は変わりません。
看護師のバイト求人に「当直」とある場合は、労働時間を見て日直か宿直を確認すると良いでしょう。
看護師さんの宿直バイトのメリット
看護師さんの宿直バイトには主に以下のメリットがあります。
・医療行為がない
・身体に負担がかかりにくい
・休憩をしっかり取れる
宿直バイトでは看護師さんであっても通常業務は行わないため、仕事内容に医療行為は含まれません。
原則的に待機業務となることから身体に負担がかかりにくく、また、法律によって睡眠時間の確保も義務付けられていることから、休憩をしっかり取ることができます。
看護師さんの間では「寝当直」と呼ばれるケースもあり、夜勤バイトの中でも人気の求人となっています。
看護師さんの宿直バイトのデメリット
一方、看護師さんの宿直バイトのメリットは以下の通り。
・一般的な夜勤バイトと比較すると日給が低い
・求人数が限られる
・継続性が低い
宿直は労働時間に含まれないため夜間勤務であっても割増賃金がありません。
労働基準法では、宿直手当は同職場・同時間帯に勤務する労働者の賃金の三分の一以上とすることが定められていますが、一般的な夜勤と比較すると日給額が低くなるケースがあります。
また、週1回以下という労働形態の性質上、求人数が少なく、継続性のある求人も多くありません。
仕事内容そのものは負担が少なく人気があるため、競争率の高いバイトと言えるでしょう。
看護師さんの宿直バイトの探し方
宿直バイトを探す場合は、看護師さんの夜勤バイトを扱う求人サイトをチェックすると良いでしょう。
夜勤バイトを専門に扱う看護師求人サイト「ナイトナース」では、宿直バイトも取り扱っています。
求人検索のフリーワード検索で「当直」「宿直」それぞれのワードで検索をすると、該当の求人がヒットするため、宿直バイトに興味がある看護師さんはぜひチェックしてみて下さい。