看護師がスマートに申し送りをするためのポイント

申し送りをする看護師

「申し送りが苦手」と感じている看護師さんも多いものです。
申し送りは、短い時間で大切な情報を手際よく伝えなくてはならないため、焦りや緊張が生まれます。
そのため「今日も上手くできなかった」と感じることもあるでしょう。

申し送りは、慣れにより上達する部分もありますが、もっとスマートに申し送りができれば苦手意識は薄れるはずです。
そこで今回は、申し送りに苦手意識を持っている看護師さんのために、申し送りのコツを紹介します。


【申し送りの目的とは?】

申し送りをする看護師申し送りの目的は、看護師の交代時に情報を共有し、常に一定の看護を提供することが目的です。
短い時間の中で、患者さんの状態などを過不足なく伝えることが求められます。
病院によって申し送りの形式は異なりますが、情報を共有するという目的は共通しています。

また、人によっては申し送りが「今日も頑張るぞ」という、仕事のスイッチとして機能しているケースもあるでしょう。

【申し送りの苦手意識はどこからくる?】

申し送りを上達させるためにはまず、「なぜ自分が申し送りを苦手と感じているのか」を知る必要があります。
以下の項目で、自分に該当するものがないかチェックしてみましょう。

・焦ってしまう

「短い時間の中で要点を上手くまとめなくては」と意識するばかりに焦ってしまい、伝えるべきことが上手く伝えられないという方もいるでしょう。
「落ち着いて」と意識すればするほど、焦ってしまうこともあります。

・人前で話すのが苦手

自分が話をする間、自分に注目が集まっていると感じ緊張してしまう方もいます。
また、「何か質問をされたら、上手く答えられるかな」と不安に感じる方もいるかもしれません。

・雰囲気が苦手

特に新人の看護師さんにとっては、上司や先輩看護師の前での申し送りは緊張するものです。
また、上手に申し送りをできないと質問を受けたり、時には怒られることもあるでしょう。

【スマートに申し送りをするためのポイント】

考える看護師苦手意識はどこからくるものなのかを明確にしたら、自分に足りていない部分を改善していきます。
ここでは申し送りを上達するための、5つのポイントを紹介します。
参考にしながら、自分に合った方法を見つけてみましょう。

1.事前にメモに情報を整理しておく

スマートに申し送りをするために一番大切なことは、事前にメモに申し送りの際に伝えるべきことをしっかりとまとめておくことです。
後から見直す時に見やすいように、乱雑に書き留めるのではなく、自分のメモの書き方のルールを決めておくのがおすすめです。

2.話す順番を決めておく

メモを作成したら、その中に優先順位を付け、重要なものから話すようにしましょう。
話す順番を決めるなど自分の「型」を作っておけば、毎回の申し送りの度に頭を悩ませる必要もありません。

3.はっきりとした口調で

声が小さいと、周囲に頼りない印象を与えてしまいます。
堂々とはっきりとした口調で情報を伝えることを意識しましょう。
大きな声を出す必要はありませんが、自信を持って伝えるのがポイントです。

4.申し送りが上手な先輩を参考にする

他の人の申し送りをしっかりと聞くことも、申し送り上達のためのポイントです。
「この人は上手だな」と感じる人がいれば、その人の申し送りの方法を参考にして自分の型の参考にしてもいいでしょう。
直接、その人にコツを聞いてみてもいいかもしれません。

5.練習をする

ここまで紹介した4つのポイントを踏まえ、自分の型を作ったらあとは練習あるのみです。
はじめは上手くいかなくても、回数を経るごとにきっと上達してくるでしょう。
友人や家族、同僚や先輩に練習相手となってもらう、良い点・悪い点を指摘してもらうのもおすすめです。


【慣れや経験が必要と感じたら】

もし「申し送りが苦手」と感じている理由が慣れや経験不足なのであれば、練習だけではなく、自分で経験する環境を積極的に増やしてみることも有効な手段です

例えば、看護師には1日から勤務可能な単発アルバイトという働き方があります。
他の現場を経験することで、申し送りに活かせるものがあれば、自分の自信にもつながるでしょう。

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