ママさん看護師が覚えておきたい児童手当制度のこと

お金の計算をする母

これから出産を控えている看護師さん、出産を終えたばかりの看護師さんの中には、出産直後の届出や申請の多さに戸惑っている方もいるかもしれません。
出産後、スムーズに各申請を行うためには、それぞれの手続き内容を理解し、必要書類をあらかじめ準備しておくことが大切です。

そこで今回は、出産後に行う手続きの一つ「児童手当制度」の詳細と申請方法についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

児童手当制度とは?

児童手当とは、1972年に制定された「児童手当法」に基づいて給付金を支給する内閣府(国)の制度。当初は“こども手当”と呼ばれていましたが、2012年に現在の“児童手当”に名称が変更されました。原則、国内に在住する、0歳から15歳(中学を卒業するまで)の児童を対象に、生計を一にする父母等に児童手当が支給されます。

海外留学などで一時的に日本にいない児童も、受給対象となります。

もらえる金額はいくら?

児童手当は、0から3歳未満は一律15,000円、3歳から小学校修了までは一律10,000円(第3子以降は一律15,000円)、中学生は一律10,000円が月額で支給されます。例えば、子供が一人の場合、中学校を卒業するまでに最大で約198万円が支給される計算です

ただし、この児童手当には所得制限が設けられています。夫婦共働きの場合は、合算した収入の金額ではなく、年収の多い方をもとに対象となるかを判断されます。

また、子供の人数や配偶者控除を受けているかなどにより支給条件は変わります。詳細はお住いの自治体へ問い合わせてみましょう。所得制限を超えている場合には、児童手当金ではなく、「特例給付(児童1人当たり月額一律5,000円)」が支給されます。

支給スケジュールは?

児童手当は月額であるものの、支給されるタイミングは年に3回です。原則、毎年2月、6月、10月に、前月分までの手当がまとめて支給されます。(例えば6月の支給日には、2~5月分の手当が振り込まれます)「児童手当は4か月ごとにまとめて支給される」という点を、心に留めておきましょう。

児童手当の申請方法

児童手当の申請は、お住いの市区町村の窓口で行います。必要書類を揃えたら、各自治体の窓口へ持参しましょう。里帰り出産をした場合でも、生まれた子供の親(養育者)が住んでいる市区町村の窓口で申請が必要です。遠方に里帰り出産をする予定の方は、誰が申請に行くかをあらかじめ夫婦で相談しておくと良いでしょう。

県立、国立大学附属病院に勤めている、公務員看護師さんは、勤務先から児童手当が支給されるため、申請手続きも勤務先で行います。職場の担当窓口に問い合わせてみましょう。

必要な書類は?

児童手当の申請には、以下の書類が必要です。

児童手当の申請に必要な書類一覧
・児童手当認定請求書
・申請者名義の振込先口座のわかるもの
・申請者の印鑑
・申請者の健康保険証の写し
・申請者の本人確認書類(運転免許証等)
・申請者とその配偶者の個人番号(マイナンバー)がわかるもの

*千葉市の例「https://www.city.chiba.jp/kodomomirai/kodomomirai/kikaku/documents/kodomomiraikodomomiraikikakudocumentsjidouteate-02ninntei.pdf

申請の条件等によっては、この他の書類が必要なケースもあるため、事前に各自治体へ問い合わせてみることをおすすめします。

現況届の提出を忘れずに

児童手当を中学卒業まで受け取り続けるためには、毎年6月に「現況届」を提出しなければなりません
現況届とは、毎年6月1日時点の状況を把握し、6月分以降の児童手当等を引き続き受ける要件(児童の監督や保護、生計同一関係など)を満たしているか確認するためのものです。

提出がない場合には、6月分以降の手当が受けられなくなるため、注意しましょう。

いつまでに申請すればいいの?

児童手当は「出生日の翌日から15日以内」に申請を行う必要があり、申請した翌月分から支給されます。申請が遅れてしまうと、遅れた月分の手当は受けられなくなってしまいます。

出生日が月末に近い場合は、申請月が翌月になっても「出生日の翌日から15日以内」の申請であれば、申請月分から支給されます。これを「15日特例」といいます。

土日祝日や、ゴールデンウィークなどの大型連休時は、各自治体の窓口が開いていないこともあります。パートナーやご両親などと協力して、余裕をもって申請するようにしましょう。

児童手当の使い道は?

豚の貯金箱
国から支給される児童手当ですが、使い道に制限はありません。日々の生活費に充てる家庭や、子供の習い事の費用に充てる家庭、保育料に充てる家庭など、その使い道はさまざまです。

少し前のデータではありますが、厚生労働省のアンケートによると0から3歳までの児童手当金の使い道で一番多かったのは“子供の将来のための貯蓄・保険料”でした。
参考:「平成24年児童手当の使途等に係る調査

児童手当をしっかり貯蓄することも大事ですが、プラスアルファで貯蓄ができればと思う看護師さんも多いのではないでしょうか。その時は、無理のない範囲で、手が空いている時間に効率よく働ける看護師のアルバイトを活用してみてはいかがでしょうか。

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