夜勤看護師さんが知っておきたい“免疫力”を高める4つの方法

免疫を高める女性看護師

気温が低い冬の時期は、湿度も低く乾燥しやすいため、毎年感染症が流行します。医療機関で働く看護師さんは、さまざまな感染症にさらされる可能性が高いため、日頃から予防や対策をしておくことが大切です。

感染症対策の一つとして挙げられるのが「免疫力を高める」こと。そこで今回は、看護師さんが知っておきたい“免疫力”を高める4つの方法を紹介します。

生活リズムが乱れやすい夜勤看護師さんも、この記事を参考に自身の免疫力アップを目指しましょう。

感染症予防のため“免疫力”を高めよう

“免疫力”は、生まれつき体に備わっている人間の自己防御機能の一つ。“自然免疫”と“獲得免疫”の2種類があり、それぞれ別の役割を持っています。

自然免疫の主な働きは、体に侵入しようとするウイルスや病原菌などを常に監視して撃退すること、怪我や病気の回復を早めること。一方で、獲得免疫の働きは自然免疫でカバーしきれない病原体を攻撃し撃退することです。
どちらの免疫も体を守るうえで大切な機能の一つですが、感染症の予防には特に「自然免疫の力を高めておくこと」が重要です

免疫力を高める4つの方法

免疫を高める料理

では、具体的にどのような方法で免疫力を高めれば良いのでしょうか。ここではすぐに実践できる4つの方法を紹介します。

腸内環境を良好に保つ

免疫力を高めるためには腸内環境を良好に保つことを心掛けましょう。免疫にかかわる細胞の6割以上は腸に存在するため、腸は“体内で最大の免疫器官”とも言われています。腸を健康な状態に保つには、腸内細菌のバランスを整えることが大切です。

具体的には、発酵食品や食物繊維を摂取すること。ヨーグルトや納豆、味噌などといった発酵食品は、乳酸菌やビフィズス菌が多く含まれているため、腸内の善玉菌を増やします。また、果物や海藻類、大麦などに含まれる水溶性食物繊維は腸内細菌のエサとなり、善玉菌を増やしおなかの調子を整えます。

これらの食品を毎日の食事に取り入れ、バランスの良い食生活を心掛けることで、免疫力アップに期待できるはずです。

【参考】厚生労働省 eヘルスネット 腸内細菌と健康
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html

体を冷やさない

免疫力を上げるためには、体を冷やさないことも大切です。免疫細胞は主に血液中に存在するため、体温が下がって血行が悪くなるとその働きが十分に発揮されません。

体温が1度下がると免疫力は30%低下し、逆に体温が1度上がると免疫力が5~6倍も上がると言われています。
体温を上げるために毎日お風呂に浸かったり、温かい食べ物、飲み物を摂るようにしたりして、積極的に体を温めましょう。

入力をする女性

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十分な睡眠時間を確保する

免疫力を上げるためには、睡眠時間を8時間ほど確保することを心掛けましょう。睡眠中は成長ホルモンが多く分泌され、日中の心身の疲れを解放したり、細胞組織を修復したりします。

国立バイオテクノロジー情報センターの研究(※1)では、平均的な睡眠時間が7時間未満の場合、睡眠時間が8時間以上の人に比べて約3倍も風邪にかかる確率が上がるという結果も出ています。

また、質の悪い睡眠では成長ホルモンが十分に分泌されず、免疫細胞の減少に繋がってしまうことも少なくありません。十分な睡眠時間を確保するとともに、質の良い睡眠を心掛けましょう。

(※1)国立バイオテクノロジー情報センター「行動的に評価された睡眠と一般的な風邪への感受性」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26118561/
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とにかく笑う

「笑うことで免疫細胞が活性化する」とも言われています。これは、がん細胞やウイルスなどを攻撃する“ナチュラルキラー細胞”の働きが、笑うことで活性化するからだそうです。

笑うことは、他にもストレスを解消したり、自律神経のバランスを整えたり、気持ちを穏やかにする効果が期待できるため、積極的に笑う機会を作ることを心掛けましょう。
お笑い番組を観たり、面白いマンガを読んだり、気心の知れた友人と電話をするのもおすすめ。また、「意識的に口角を上げて笑顔を作ること」も、免疫力アップに効果的です。


今回は、免疫力を高める4つの方法を紹介しました。

免疫力が下がると、感染症にかかりやすくなったり、アレルギー症状が出やすくなったり、肌荒れや冷え性が悪化したりと、体にさまざまな悪影響を及ぼします。
免疫力が低下する主な原因は、疲れやストレスを溜めてしまうこと。

忙しい看護師さんは、免疫力を下げないためにも“自分をいたわる時間”も大切にしてください