体力的にも精神的にもハードな看護師さんのお仕事。
看護師さんが無理なく働き続けるためには、十分な休養をとることが大切です。
しかし、看護師さんが抱える悩みの中には「休みが少なくてプライベートの時間が取りづらい」「一般的な会社員と比べて休みが少ないと思う」など、「今の休日数に満足していない」という声も少なくありません。
そこで今回は、現役看護師さんの年間休日数と離職率に関する調査結果を紹介します。
現在の休日数に満足できていない看護師さんは、今後の働き方を考えるきっかけにしてみてください。
正規雇用看護師・新卒採用者の離職率は増加傾向にある
2020年に日本看護協会が行った病院看護実態調査(※1)から、「正規雇用看護職員と新卒採用者の離職率は増加傾向にある」という結果が明らかになりました。
正規雇用看護職員の離職率は11.5%、新卒採用者は8.6%と、いずれも前年より0.8%増加しています。
医療従事者の中でも、特に人材不足が深刻化していると言われる看護師。
資格保有者数は増加しているにも関わらず、人材確保が難しいのは一体なぜなのでしょうか。
年間休日の少なさが離職率増加の原因になっている可能性もある
看護師さんが仕事を辞めてしまう理由はそれぞれですが、その一つに「年間休日の少なさ」が挙げられます。
看護師の仕事は、不規則なシフト勤務で生活リズムが崩れやすい上、患者さんの命を預かる責任感やミスが許されないプレッシャーなど、さまざまなストレスが生じます。
2交代制のシフトでは勤務時間が長くなるケースも少なくないため、長時間働くための体力と精神力が必要です。
休日数が少ない場合、看護師さんは疲れを溜め込み続けることになるため、仕事への集中力や作業効率に支障が出る可能性もあります。
看護師さんが無理なく働き続けるためには、十分な休養が必要不可欠だと言えるでしょう。
病院で働く看護師さんの年間休日
みなさんは、年間どのくらいお休みが取れているかを考えた事はありますか。
同調査(※1)によると、看護師さんの1年間の平均休日数は117.1日という結果でした。
それぞれの病院が就業規則で定めている所定の年間休日総数の割合を見てみると、「120~130日未満」が40.2%でもっとも多く、次いで「110~120日未満」が29.4%、「100~110日未満」が16.4%です。
なお、「130日以上」は6.7%、「100日未満」は3.1%という数字でした。
このデータから、「休みの日数は、勤務先によって年間30日以上差がある」ことがわかります。
一口に看護師の仕事と言っても、所属している病院によってその労働条件はさまざまなようです。
年間休日数は病院ごとに異なる!アルバイトなら自分のペースで働ける
今回は、現役看護師さんによるアンケート結果を元に、年間休日数に関するデータを紹介しました。
看護師さんが長く健康に働くためには、まずは自分自身を大切にすることが大切です。
夜勤バイトは、比較的高単価な求人が多いため、少ない日数でも高収入が見込めます。
自分のペースを保って働きたいと考えている看護師さんや、休日数を増やしたいと考えている看護師さんは、一度夜勤バイトを検討してみてはいかがでしょうか。