寒さが本格的になる季節、夜勤中の手足の冷えに悩む看護師さんも多いのではないでしょうか。
看護の仕事は、手を使う作業や人に触れる作業を頻繁にこなさなくてはならないため、手足の冷えは業務上の支障にもなります。
「冬の夜勤は、冷えがひどくて憂鬱になる……」という看護師さんは、生活の様々なシーンに体を温める工夫を取り入れる「温活」をスタートしてみてはいかがでしょう。
本記事では、冷えを撃退したい看護師さんのために温活におすすめの食事、すぐに取り入れられる温活グッズなどを紹介します。
注意したい冬の「冷え」。こんな症状があったら温活生活をはじめよう
「冷えは万病のもと」と言われるように、体温や手足の温度が低いと、免疫力の低下や不眠、肥満、生理不順といった様々な悪影響があります。
「風邪を引きやすい」「疲れが取れない」「よく眠れない」「手足がむくむ」「肌がくすむ」「目の下のクマがひどい」「下半太り」「手足がほてる」といった症状は冷えが原因となっているケースが少なくありません。
また、手足の冷えを感じていなくても「平熱が35℃台」「お腹に触ると冷たい」などは冷えを表すサイン。
これらの症状が見られた場合は、食生活や衣類、日々の生活習慣などで「温活」を意識してみましょう。
温活におすすめの食べ物・飲み物
普段の食事では、体を温める食べ物や飲み物を意識して摂りましょう。
代表的な食べ物は、寒い地域で採れる農産物や海産物、冬が旬の食べ物、味噌・醤油などの発酵食品、玄米や甜菜糖などの茶色い食品です。
飲み物は、ノンカフェインのハーブティーやプーアール茶、白湯などがおすすめ。カフェインが入っている飲み物でも、コーヒーより紅茶のほうが体を冷やしにくいでしょう。
食べ物 | 玄米、そば、肉類、青魚、玉ねぎ、長ネギ、にんにく、しょうが、かぼちゃ、納豆、チーズ、甜菜糖、ナッツ類など |
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飲み物 | 白湯、ノンカフェインのお茶(ハーブティーやプーアール茶など)、しょうが湯、ココア、赤ワイン、紅茶 |
おすすめの温活グッズ
衣類や身の回り品に温活グッズを取り入れるのもおすすめです。
立ち仕事の多い看護師さんは足元が冷えがちなので、保温効果の高い靴下やストッキング、レッグウォーマーは必須アイテムの一つ。防寒肌着や腹巻きも有効です。
休憩時間やデスクワーク中に電気毛布タイプのひざ掛けを使用するのも良いでしょう。
また、就寝時は湯たんぽを使用すると、保温効果が緩やかに続く上に、電気代の節約にもなります。
冷えを撃退する温活習慣とは?
食事や服装と同時に、冷えにくい生活習慣を身につけることも大切です。
本格的に冷えを撃退したい場合は、筋トレで身体の筋肉量を増やしましょう。
筋肉が増えると、身体は熱を生み出しやすくなります。
「ジム等に通う余裕がない……」という場合も、気づいたときにその場で行える「つま先立ち」や「スクワット」等で下半身を鍛えましょう。
また、背筋を伸ばして普段から姿勢を正すようにすると、体幹部分の筋肉が自然と鍛えられます。
入浴は40度以下のぬるめのお湯にゆっくり浸かると身体が中心まで温まり、寝付きが良くなるのでおすすめ。
余裕がある場合は、休日やすきま時間にヨガやマッサージを取り入れてみると良いでしょう。
冷えの原因の一つでもあるストレスを緩和し、自律神経を整える効果があります。
夜勤で働く看護師さんを悩ませる「冷え」。
今回ご紹介した温活のポイントも参考に、食事や衣類、生活習慣などを工夫して寒さに負けない冬を過ごしましょう。