立ち仕事の多い看護師さんの足元を支えるナースシューズ。
さまざまなメーカーから多種多様なデザインのものが販売されているため、自分に合ったシューズ選びに悩む方も少なくないのではないでしょうか。
勤務する施設の特徴や、ご自身のメインとなる業務によっても最適なシューズは変わってくるため、勤務スタイルに合った一足を選びたいところです。
そこで今回は、ナースシューズ選びのポイントをご紹介します。
ぜひこの記事を参考に、自分に合ったナースシューズを選んでみてください。
ナースシューズのタイプには主に2つのタイプがある
ナースシューズには、主に「サンダルタイプ」と「スニーカータイプ」の2種類があります。
また、スニーカータイプは、デザインごとにさらにいくつかの種類に分かれます。
それぞれのタイプの特徴を詳しく見ていきましょう。
サンダルタイプ
サンダルタイプは、受付や事務などの業務をメインとする方に向いているナースシューズです。
デザイン性が高いものが多く、清潔感のある印象を与えます。
また、サンダルタイプは通気性がよく、衛生的に履ける点も魅力の一つです。
一方で、サンダルタイプはスニーカータイプより疲れやすいため、施設内を動き回る業務が多い方にはあまり向いていません。
通気性と疲れにくさの両方を諦めたくないという方は、サンダルタイプの中でもバックストラップが付いたものや、甲や足首部分にバンドが付いているものを選ぶようにしましょう。
また、サンダルタイプはつま先が出ているものが多く、看護師さんが扱う針や薬品などが落下した時に足を守れません。
施設によってはサンダルタイプのナースシューズを禁止しているところもあるため、事前に職場のルールを確認しましょう。
スニーカータイプ
機能性が高いスニーカータイプのシューズは、疲れにくさを重視している方におすすめのナースシューズです。
「スニーカー」と一言にいっても「紐タイプ」や「面ファスナー」、「スリッポン」など、さまざまなタイプがあるほか、スポーツメーカーが医療従事者向けに作った製品などもあり、選択肢の幅が広いのも特徴です。
スニーカータイプの中でも紐タイプは、足と靴の密着度が高くなるため、フィット感が得られます。
一方で、通気性が悪く蒸れやすい点や脱ぎ履きしにくい点には注意が必要です。
蒸れを防止したい場合にはメッシュ素材が使われているものを選ぶのがいいでしょう。
脱ぎ履きのしやすさを重視したい方には、面ファスナーやスリッポンタイプがおすすめです。
疲れにくいナースシューズを選ぶ時に気をつけたいポイント
ナースシューズとして人気が高く、商品数も多いスニーカータイプのナースシューズ。
ここからは、特にスニーカータイプのナースシューズを選ぶ際に気をつけたいポイントを紹介します。
フィット感
「足元にぴったりとフィットする靴は疲れにくい」とされています。
試着をする際には、かかとが浮かないこと、靴の中で指がほどよく動くくらいのスペースのゆとりがあることなどを目安にしながら、フィット感のある靴を選ぶといいでしょう。
クッション性
疲れにくいナースシューズを選ぶためには、ソール部分のクッション性も見逃せないポイントです。
特に、インソール部分にクッション性があるタイプは、足が地面に着地する際の衝撃を吸収してくれるため、足に負担がかかりづらくなる特徴があります。
脱ぎ履きのしやすさ
特に施設の外へ出向くことも多い方にとって、脱ぎ履きのしやすさは重要なポイントになるでしょう。
かかと部分が硬い素材でできたものであれば、手を使わなくても脱ぎ履きがしやすい上に、衛生的といえます。
また、脱ぎ履きのしやすいスリッポンタイプのナースシューズには、かかとを踏むとサンダルのように履ける2wayタイプのものもあります。
ムレにくさ
多くのスニーカータイプのナースシューズは、メッシュ加工や通気孔などの機能を備え、ムレにくい作りになっています。
足元のムレが気になる場合は、特に、インソールやソールの裏、足の甲部分に通気性をよくするための加工が施されているナースシューズを選ぶのがおすすめです。
軽さ
ナースシューズは、全体として軽いものが多い傾向にあります。
ただし、「軽さ」を重視するあまりに機能性が低いナースシューズを選んでしまっては本末転倒です。
迷った時は、先ほど紹介したフィット感やクッション性などもチェックしたうえで購入するようにしましょう。