看護業務の中でも申し送りは、「他の人からの突っ込みが怖い」「大勢の前で話すので緊張する」と苦手意識を持つ看護師さんが少なくありません。
夜勤バイト求人に応募する際にも、志望動機をしっかりと考えておくことが重要です。
しかし、応募を検討している看護師さんの中には、「どんな志望動機を考えたら良いだろう」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、夜勤バイトに応募する看護師さんのために、好印象を与える志望動機や気をつけるべきポイントについて解説します。
好印象を与える夜勤バイトの志望動機とは?
まずは、夜勤バイトに応募する際の志望動機に入れるべきポイントを解説します。
夜勤バイトならではのポイントもあるので、内容をしっかりとチェックしてみてください。
夜勤バイトの働き方への理解度を示せている
夜勤バイトは、メリットばかりではなく、大変なこともたくさんあります。
夜勤のデメリットについて把握した上で応募していることが示せれば、雇用する側からの信頼を得られるでしょう。
例えば、夜勤バイトのデメリットには以下のようなものがあります。
・拘束時間が長い
・生活リズムが乱れて体調管理が難しい
・勤務人数が少ない分、一人の責任が重くなる
特に、夜勤経験があまりない方は、デメリットを理解しており、それをカバーできる経験を持っていることをアピールできると良いでしょう。
夜勤で働きたい理由が明確
志望動機で「なぜ夜勤の働き方を選択するのか」について説明できると良いでしょう。 以下で例文を紹介するので参考にしてみてください。
・日中は資格取得のため、学校に通っているため夜勤で働きたい
・日中は病院で働いているが、夜勤を通して介護施設での勤務経験を積みたい
・親族の介護をしており、日中の時間が自由に使える働き方がしたい
志望先で活かせる自身のスキルや経験がアピールできている
夜勤は、勤務人数が少ない分、一人でさまざまな業務を行う必要があります。
これまでの経験を活かし、即戦力として活躍できる点をアピールしましょう。
今後のビジョンも示せている
志望動機に今後のビジョンが含まれていると、雇用する側は、その人が「将来的にどう活躍できそうか」をイメージしやすくなります。
以下の例のように「今後なりたい姿」「目標」などを具体的に説明できると、好印象を与えられるでしょう。
・夜勤の救急現場を経験し、救急看護のプロを目指したい
・さまざまな働き方を経験し、看護師としての視野を広げたい
志望先ならではの志望動機になっている
「なぜこの施設・病院で働きたいのか」が含まれている志望動機には、説得力があります。
志望先の求人情報やホームページなどを見て、症例数や医師の数などをチェックし、自分が貢献できる点を具体的に示しましょう。
夜勤バイトの志望動機を考える際に気をつけたいポイント
最後に、志望動機を作成する際の注意点を確認していきます。
「こんな志望動機は作らない」と思っていても、実際に志望動機を作ってみると、NGとされる内容を含んでしまうこともあります。
志望動機を作成後は、一度落ち着いて以下の内容が含まれていないか確認してみてください。
ネガティブな内容の志望動機になっていないか
これまでの勤務経験をもとに志望動機を考えると、ついついネガティブな内容になってしまうことも少なくありません。
・前職で人間関係に悩まされ、人間関係の煩わしさが少なそうな夜勤を選んだ
・前職で慌ただしい環境が苦手だと感じ、比較的に静かな環境で働ける夜勤を選んだ
上記のような志望動機では、先方を不安な気持ちにさせてしまいます。
志望動機には、今後のビジョンや貢献できるスキルなどポジティブな内容を含むようにしましょう。
福利厚生や条件面の内容ばかりで自分都合になっていないか
高収入を得られるのが夜勤バイトの一つの特徴であることは事実です。
現状より収入をアップしたいと考えて夜勤バイトをする看護師さんも多くいらっしゃいます。
ただし、志望動機に収入面や勤務日数などの条件面を多く含めると、雇用側に良い印象が残りません。
「自己中心的な考えを持つのでは?」と思われてしまうこともあるでしょう。
収入や福利厚生がモチベーションになることは事実ですが、志望動機には含まないようにしましょう。