経験がなくても成人病棟で勤務できる?

悩む女性

新生児病棟や小児病棟を担当している看護師さんの中には、「成人病棟での勤務も経験しておきたい」と考えている方もいるでしょう。また、掛け持ちのアルバイトを始めようとしている場合、成人病棟の求人に応募して良いものか、躊躇している方もいるかもしれません。

そこで今回は、新生児・小児病棟と成人病棟との違いを説明した上で、実際に働く前におさえておきたいポイントを紹介します。

小児病棟で働いている看護師さんが成人病棟にヘルプで行くこともあるかもしれません。
これから成人病棟で勤務していきたいと考えている方は、事前にその違いをしっかりと把握しておきましょう。


新生児・小児病棟と成人病棟との違い

成人病棟は具体的にどのような点が新生児・小児病棟と異なるのでしょうか。それぞれの違いを見てみましょう。

コミュニケーションの違い

患者さんが成人の場合、コミュニケーションの取り方も大きく変わります。当然、会話の話題や患者さんの反応も異なるはずです。成人病棟では取り扱う疾患も幅広いため、それぞれの患者さんごとの気配り、コミュニケーションが必要であることを理解しておきましょう。

採血や看護技術の違い

成人病棟では、新生児・小児病棟と比べ採血の機会も増え、日々の看護ケアから緊急時の対応まで異なります。それぞれの患者さんの病態生理、治療方針に合わせたケア対応を学んでいくことも大切です。今まであまり経験がなかったという方は、看護協会などで定期的に基礎技術研修やBLS研修を行っているので外部の研修に参加することも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

排せつや入浴の介助

新生児・小児病棟でも排せつや入浴の介助はありますが、患者さんが大人の場合、体の大きさ・体重が異なるため苦労する場面もあるかもしれません。実際の現場では、体力面での違いに加え、病棟ごとに使用する物品や手技も異なることを把握しておきましょう。

成人病棟へ応募する前に

ナースコール

アルバイトの場合は、施設は即戦力を必要としているので、未経験項目が多く経験年数が浅い場合、夜勤バイトでの勤務が難しい場合が多いようです。どうしても成人病棟でキャリアを積みたいという看護師さんは、異動や転職を選択肢の一つにいれてみるのも良いでしょう。

働いてから「思っていたのと違う」という事態を避けるためにも、ここでは事前に成人病棟で働く際の心構えを紹介します。

なぜ成人病棟で働きたいかをしっかりと考える

まずは今までの自分の経験を整理しながら、「なぜ成人病棟で働きたいのか」「将来どのように働いていきたいのか」を考えてみましょう。この軸がしっかりとしていれば、勤務中に大変さや今までとの違いを感じた時でも、きっと乗り切れるはずです

診療科ごとの違いも学んでおく

一口に成人病棟と言っても、その種類はさまざまです。それぞれの診療科ごとに業務内容や求められるスキルが異なります。自分はどのような分野で活躍したいのかを考えた上で、その診療科で取り扱う疾患や症状について、理解を深めておきましょう。

謙虚に学ぶ意識を持つ

どんなに事前に理解を深めていても、実際に働いてみると環境の違いに戸惑うこともあるでしょう。謙虚な姿勢で業務に臨み、わからないことはすぐに確認することがポイントです。時には、成人病棟で長年勤務している看護師さんから「こんなことも知らないの?」と思われてしまうこともあるかもしれませんが、そこでも謙虚に「すみません、教えてください」と積極的に学ぶ姿勢があることを示しましょう。

アルバイトをする前にこれまでに身につけたスキルの見直しを

キャリアを積む上で成人病棟を経験しておきたいという看護師さんは多いと思います。まずは自身のこれまで身につけてきたスキルの見直しをして、今後のキャリアプランについて考えてみましょう。

もし、「未経験可の成人病棟の求人が見つからない」「今までのスキルを少しでも活かせる成人病棟で働きたい」と考えているなら、看護師さん専門のコーディネーターを頼ってみるのもいいでしょう。今までの経験を考慮した上で、一人ひとりにあった求人を紹介してくれます。まずは、不安に感じている点、これからの働き方や理想について気軽に相談してみてはいかがでしょうか。