患者さんや医療スタッフなど、日々多くの人と接する機会の多い看護師さん。
常に清潔感のある身だしなみが求められますが、湿気の多い季節や雨の日に髪が上手くまとまらず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、湿気や髪型によって髪が広がってしまう原因や自宅でできるおすすめのヘアケア方法を紹介します。
雨の日や湿気の多い日に気になる、髪のうねりや広がりの原因は?
雨の日になると決まって髪がうねりクセが強く出てしまったり、広がったりしてしまうのは「髪質」が大きく影響しています。
原因を詳しく見ていきましょう。
髪に含まれるたんぱく質のバランス
髪の毛の内部には、たんぱく質が多く含まれています。
このたんぱく質には水分を吸収しやすいものと吸収しにくいものがあり、2種類のバランスが整った髪は湿気を含んでもあまり大きな変化は起きません。
一方、内部のたんぱく質のバランスが崩れていると、湿気を含んで膨張する部分とあまり変化しない部分の差が激しくなり、うねりやすい髪になります。
キューティクルへのダメージ
外的なダメージでキューティクルが傷んでいる場合、はがれやすくなったキューティクルの隙間から水分を吸収しやすい状態です。
パーマやカラーはもちろんですが、アイロンやブラッシング、枕との摩擦など、普段の生活で何気なく行っていることも蓄積すると髪のダメージにつながります。
髪のうねり・広がり対策におすすめのヘアケア方法4ステップ
髪質や髪型、ダメージによる髪のうねりや広がりには、毎日のヘアケアで対策を行うのがおすすめです。
ここからは、シャンプー、トリートメント、ドライヤー、ヘアオイルの4つに分けてそれぞれのポイントを紹介します。
シャンプー
髪質や髪型によっても異なりますが、水分を吸収しやすい髪には保湿タイプのシャンプーがおすすめ。
予洗いした後に水気を軽く切ってからシャンプーを髪になじませると泡立ちやすく、過剰に髪を摩擦せずにすみます。
シャンプーの量はミディアムヘアで1プッシュ程度が目安。
多すぎたり少なすぎたりすることがないよう、髪の長さによって適度な量を使うようにしましょう。
トリートメント
潤いを与えて水分を吸収しづらい髪にするトリートメントも、湿気対策に効果的。
シャンプー後に軽く水気を絞り、髪の中間から毛先にかけて重点的にトリートメント剤を塗布します。
ホットタオルやラップで包んでしばらく時間を置いておくと、より浸透しやすい状態になりおすすめです。
トリートメントを落としすぎてしまわないように、すすぎは余分なベタつきが取れてしっとりする程度にとどめましょう。
ドライヤー
髪は濡れたままで放置してしまうと、本来のクセが出やすい特性があります。
また、濡れた髪はキューティクルが開いた状態で摩擦の刺激を受けやすいため、そのまま寝るのはなるべく避けましょう。
ドライヤーを使う際は、全体の80~90%程度を乾かすのが目安。乾かしすぎると髪の水分が失われてしまいます。
ブラッシングやコーミングは、髪がある程度乾いてから行うのがおすすめです。
ヘアオイル
ヘアオイルは熱のダメージから髪を守る効果があるだけでなく、髪の保湿やパサつき防止にも役立ちます。
ドライヤー前に使う場合は、タオルドライ後の少し濡れた状態で髪につけておきましょう。
湿気の多い日は、出かける前につけると髪の広がりを防げます。
つけすぎるとかえって重たくなったりペタつきの原因になるため、少量を髪の中間から毛先にかけてもみこむのがポイントです。
まとめ
今回は、湿気による髪の悩みを改善するためのヘアケアをご紹介しました。
髪型にもよりますが、ちょっと一手間加えるだけでクセを抑えられるため、忙しい看護師さんにもおすすめの方法ばかりです。
髪のうねりや広がりにお悩みの看護師さんは、ぜひ試してみてください。