看護師資格がマイナンバーと連携!メリットや注意点は?

数字に迷う女性

看護師資格がマイナンバーと連携されることをご存知でしょうか?
2021年1月、政府は看護師の資格情報をマイナンバーに紐づけることで、看護師資格保有者の現住所や就労状況を一元把握する方針を決定しました。
2024年度までに看護師を含む31の医療・福祉系の国家資格でマイナンバーとの連携が進む予定です。

しかし、テレビや新聞でこのニュースを聞いたことはあっても「具体的にどう変わるの?」と疑問に感じている看護師さんは多いはず。
そこで今回は、看護師さんが知っておきたい看護師資格とマイナンバーの連携について解説します。

看護師資格とマイナンバーを連携させるメリット

事務の仕事をする看護師

マイナンバーとは、国民一人ひとりに割り振られた12桁の番号です
マイナンバーを利用することで、年金の納付状況や受取額の確認、住民票や印鑑証明のコンビニでの受け取りなどが可能になります(マイナンバーカードを使用した場合)。

一方、看護師資格が連携されることでは、どのようなメリットがあるのでしょう?

看護師免許の取得や変更手続きが簡単になる

新たに看護師免許を取得する場合や、結婚などで氏名・本籍地が変わった場合、現在の制度では、住民票や戸籍抄(謄)本などを揃えた上で、保健所で手続きをしなくてはなりません。
また、免許証の受け取りも看護師さんが保健所まで出向く必要があります。

マイナンバー連携後は、政府が運営するマイナポータルで看護師免許の取得・変更手続きが完結するため、紙の提出書類は不要
看護師免許の受け取りも郵送に変わるため、申請にかかる手間が大幅に省けるようになります。

看護師資格の証明をマイナンバーカードでできる

また、看護師免許証をマイナンバーカードに一体化することも検討されています。
看護師さんの場合、病院やクリニックへの就職・転職の際は看護師免許証の提出を求められます。
しかし、賞状と同サイズの看護師免許証はかさばる点がネックです。

マイナンバーの通知カードに同封されている「個人番号カード交付申請書」を提出してマイナンバーカードを発行することで、看護師資格の証明を手軽にできるようになります

看護師資格保有者の情報が正確に把握できる

看護師資格とマイナンバーを連携させる本来の目的は、有資格者の稼働状況を把握するためです
例えば、看護師不足の地域を調べたり、看護師資格を持ちながら現在は働いていない方の数を集計したりできるようになります。
また、働きたい看護師さんに就業支援情報を提供することも検討されている点にも注目です。

有資格者の把握は、おもに国や病院側のメリットですが、就業支援によって看護師さんが自身のスキルを活かせる環境で働けることも、マイナンバー連携のメリットと言えるでしょう。

看護師資格とマイナンバーを連携させる場合の注意点

メリットを紹介してきましたが、看護師資格とマイナンバーの連携による注意点についても理解しておきましょう。

マイナンバーカードのセキュリティは?

マイナンバーカードは、カード内部に個人情報が入っていません。
また、複数回の暗証番号入力ミスでロックがかかり、スキミングでICチップが壊れる設計にもなっています。

カードの安全性は十分考慮されていますが、暗証番号の管理には十分注意し、カードとは別に保管しましょう

マイナンバーカードを作るなら今?第二弾が始まったマイナポイントとは

マイナンバーカードを作るともらえるマイナポイント制度の第二弾が、令和4年1月からスタートしました。
令和3年5月以降にマイナンバーカードを作成してキャッシュレス決済を利用すると5,000円相当がキャッシュバックされます。

また、正式な時期は未定なものの、マイナンバーカードを健康保険証として登録すると7,500円分、銀行口座と紐付けるとさらに7,500円分のポイントが付与される予定です。

マイナンバーカードの作成を考えている看護師さんは、こうしたお得な内容も併せてチェックしておきましょう。

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