家計を支えるため、将来の夢に向けた貯金のためなど、さまざまな目的で年収アップを目指している看護師さんも少なくないはずです。
そこで今回は、今すぐ収入アップを目指したい方におすすめの「夜勤専従」の働き方と、その詳しい給与体系について紹介します。
看護師を続けながら年収UPを狙うには
看護師の仕事を続けながら今よりも高収入を得たいとき、まず今の職場で昇給を目指す方法があります。
臨床経験を積んでキャリアアップを狙うのは間違った方法ではありませんが、今すぐに収入を増やしたい方にとっては、長い時間を要する点がネックとなってしまいます。
一方、夜勤専従という働き方を選択すれば、勤務時間帯を変えるだけで今よりも収入のアップが見込めます。
夜勤専従で年収が増えるのはなぜ？
夜勤専従とは、日勤に入らずに夜勤を専門とする働き方を指します。
では、夜勤専従で年収アップが狙えるのはなぜでしょうか？
すでに夜勤の経験がある看護師さんはご存知の通り、夜勤は出勤１回あたりの勤務時間が日勤よりも長時間なのが一般的です。
また、基本給に加えて夜勤手当も加算されるため、夜勤専従という働き方にシフトするだけで、少ない出勤日数でも収入アップが期待できます。
夜勤常勤で働き始めた看護師さんの事例
次に、夜勤専従で働く場合の給与体系や勤務条件について詳しく見ていきましょう。
ここでは、ナイトナースを通じて夜勤専従での入職が決まった看護師さん2名の事例を紹介します。
医療法人財団に入職したAさんの例
まず、医療法人財団への入職を決めたAさんの事例を紹介します。
Aさんは、正看護師として25年の臨床経験を経た後、転職活動を開始。
その結果、夜勤専従常勤職員として以下の勤務条件・給与体系での入職が決まりました。
| 雇用形態 | 正職員・夜勤専従常勤職員 |
|---|---|
| 職務内容 | 病棟勤務、夜勤月10回勤務（16:00-9:00 うち休憩120分） |
| 給与 | ①基本給 247,910円 ②職能手当 12,400円 ③資格手当 50,000円 ④夜勤手当 150,000円 (夜勤1回あたり14,500円) ⑤賞与 年2回(目安：743,730円) 理論年収＝(①＋②＋③)×12か月＋④＝6,267,450円 |
| 休日 | 4週8休＋祝日分 夏季休暇＋冬期休暇 年間休日120日 |
詳しい勤務条件を見ても分かる通り、Aさんは月10回の夜勤、年間休日120日で年収600万円を超える好条件での契約を実現しました。
Aさんの場合は正看護師としてのキャリアが長いため、職能手当や資格手当も付いてはいますが、1か月あたり150,000円の夜勤手当加算分が、高水準の年収に大きく影響していることは確かです。
社会福祉法人に入職したBさんの例
続いて、社会福祉法人へ転職した方の事例を紹介します。
Bさんは正看護師として18年のキャリアを積んだ後、社会福祉法人に夜勤専従常勤職員として入職。
採用時の勤務条件・給与体系は以下の通りでした。
| 臨床経験 | 正看護師18年 |
|---|---|
| 雇用形態 | 正職員・夜勤専従常勤職員 |
| 職務内容 | 病棟勤務、夜勤月9回勤務（16:30-8:30 うち休憩120分） |
| 給与 | ①基本給 259,750円 ②調整手当 10,000円 ③住宅手当 20,000円 ④夜勤手当 126,000円 (夜勤1回あたり14,000円) ⑤賞与 年2回(目安：649,375円) 理論年収＝(①＋②＋③)×12か月＋④＝5,638,375円 |
| 休日 | 4週8休＋祝日分 夏季休暇＋冬期休暇 年間休日121日 |
BさんもAさんと同様に、好条件での転職を実現しました。
夜勤専従という働き方によって得られる収入については、入職先の給与・賞与のベースや看護師さんの臨床経験によってもばらつきがありますが、近年の傾向としては「夜勤手当：1回の勤務につき11,000円～14,000円程度、年収：月9～10回勤務、年間休日120日程度で500～600万円程度」の求人が多く見られる状況です。
夜勤常勤の働き方に興味が湧いたら
今回は、夜勤専従で年収アップが狙える理由や、詳しい勤務条件について紹介しました。
夜勤専従という働き方についてもっと知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
ナイトナースでは、今回紹介した事例のような夜勤専従の求人も数多く掲載しております。
夜勤専従の仕事に転職、もしくはアルバイトで勤務したい方はお気軽にご相談ください。
