看護師の夜勤バイトは何歳までできる?年齢制限はあるの?

悩むベテラン看護師

夜勤バイトは給与水準も高く、看護師さんの有力な副収入となります。
しかし、「求人に年齢制限はないか?」「年齢的に夜勤がつらいのではないか?」など、夜勤バイトが何歳までできるか気になっている看護師さんも多いでしょう。

そこで今回は、「看護師さんの夜勤バイトの上限年齢」をテーマに、法的な側面と、実務的・体力的・ライフスタイル的な側面からの夜勤に対する考え方を解説します。

看護師さんの夜勤バイトに法的な年齢制限はある?

考える女性

まずは、法的な側面から看護師さんの夜勤バイトについて見ていきましょう。労働基準法では、夜勤(深夜業)に従事できるのは18歳以上の労働者と定められています。しかし、「何歳まで」の上限については決まりがなく、かえって年齢制限を設けることは禁止されています

看護師さんの夜勤に「何歳まで」の基準はない

こうした法律を受けて、実際の求人でも看護師さんの夜勤バイトに年齢の上限は設けられていません。つまり、看護師免許があれば、60歳や70歳でも夜勤で働くことは十分に可能です

ただし、仕事の内容や体力面、子育てや介護といった生活面によって、年齢とともに夜勤が難しくなるケースがあることも事実です。

夜勤バイトは年齢よりも看護師さんそれぞれの事情が影響する

法律とは別の側面から見てみると、夜の長時間労働が体力的に辛くなった時期を夜勤の「上限年齢」と感じる看護師さんが多くなります。また、子育てや親の介護などの生活面で夜勤が難しくなるケースもあるでしょう。

ただし、これは年齢というよりも看護師さんそれぞれの身体面やライフステージなどの事情による部分が大きいと言えます。

例えば、一口に「体力が不安」と言っても、どの程度をきついと感じるかは人それぞれです。
そのため、夜勤バイトを検討する際は、まずご自身が不安に感じている要素を洗い出し、その原因がクリアできる内容かどうかを考えてみましょう。

「休憩がしっかり取れれば体調は管理できる」「医療行為が少ない現場なら可能」のように夜勤で働く場合の条件をはっきりさせておくと、ご自身を労りながら、夜勤による収入アップを図れます。

スキルも積める高額報酬の夜勤バイトは若年層の看護師さん向け

夜勤バイトの中でも、救急外来のような瞬発力・体力が必要とされる現場は、若年層の看護師さんがスキルとキャリアを積む現場となるケースが一般的です
急患や急変対応が多い現場は、気力・体力が求められる一方で、報酬額も高い傾向があり、さらに看護師としての経験を積む上でも役立ちます。
夜勤バイトで経験するのであれば、20代・30代の段階でのチャレンジがおすすめです。

看護師経験が生きる夜勤バイトはベテラン看護師さんのニーズが高い

40~60代で一定以上の現場経験がある看護師さんの場合は、有料老人ホームなどの医療行為が少ない現場や、三交替制の現場での夜勤バイトが、看護師としての経験を活かしつつ、体力面でも負担が少なくおすすめです。

特に介護施設における看護師さんのニーズは高く、夜勤バイトも多くの求人があるため、所在地や出勤日数など、ご自身の条件に沿った現場を選びやすいでしょう
また、三交替制の夜勤現場は、就労時間が8時間前後と通常の夜勤よりも短くなっています。

夜勤で活躍できる看護師さんの年齢はさまざま。「何歳まで」に捕らわれず希望の働き方で選ぼう

夜勤バイトは、昼夜逆転の勤務や長時間労働がネックとなって、すべての看護師さんが定年まで務められるとは限りません。
しかし、働く条件さえ整えば、夜勤が可能となるケースは意外に多いもの。

「何歳まで」の枠に捕らわれず、ご自身の希望する働き方を模索してみてはいかがでしょうか。

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