看護師さんが知っておきたい残業の基礎知識

どのような職業でも、避けることのできない残業。「働き方改革」が注目を集めていますが、まだまだ「サービス残業」の文化が残っている職場も少なくありません。
高収入で比較的自由な時間を作りやすい「夜勤専従看護師」の場合には、残業が適用されるのでしょうか?また残業時間に決まりはあるのでしょうか?


看護師さんの残業基礎知識

夜勤専従看護師の場合、1ヵ月の間で働く総時間を調整する「変形労働時間制」を導入しているケースがほとんどです。

しかし、これは病院が自由に勤務時間を決めてよいという制度ではありません。残業にも限度の時間が決まっており「1週間で15時間まで」「1ヵ月で45時間まで」と決められています。

変形労働制で働く場合、勤務時間の制限は144時間まで。2交代制の場合、1回勤務をすると休憩時間を除き14時間程度になります。つまり、10回勤務すると残りは4時間以内に納めることが必要です。

残業が少ないのは夜勤専従?

日勤で仕事をすると、始業の30分前には病院に入り、着替えをしてから始業10分前ほどには朝礼が始まります。

また、その日のリーダーになった場合には、患者さん全体の状況を把握することに加え、医師への報告も必要です。

そのため、看護師の仕事に慣れていないうちは、勤務開始の1時間ほど前に出勤する方もいます。実は、この時間は「残業時間」とは見なされないケースが多いのが実情です。

ところが、夜勤専従看護師の場合はそうした勤務時間前の業務はないのが一般的です。もちろん「引き継ぎ」はありますが、朝礼や報告といった業務までは求められないケースがほとんどです。

加えて、日勤の方と比べると勤務時間を超える残業自体が少ない傾向にあります。もし、「ワークライフバランスを重視したい」「残業はできるだけ少なくしたい」と考えている看護師さんは、夜勤専従の働き方を検討してみてもいいかもしれません。