看護師さんが上手に貯金をするための心構えと4つのコツ

貯金を計算する女性

厚生労働省の資料(※1)によれば、看護師の平均年収は約445万円。これは、他の職業の女性と比べると高い水準と言えます。
しかし、いくら年収が高くてもしっかりと貯金ができている人と、そうでない人がいるのも一つの事実です。
*厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」より算出

傾向としては、子供が小さいうちは収入よりも時短勤務や周囲の理解など環境の良さを選ぶ看護師さんが多い反面、独身の看護師さんや育児などがある程度落ち着いたママさんは、ダブルワークをして多く貯金をしたいと考える看護師さんも多くいらっしゃいます。

今回は、「これから貯金をしたい」と考えている看護師さんのために、上手に貯金をするための心構えと4つのコツをご紹介します。

貯金を始める前の心構え

はじめに、貯金を始める前に意識しておきたい2つのポイントを紹介します。具体的な方法を試す前に、ぜひチェックしてみてください。

【その1】何のために貯金をするのか、その目的を明確に

はじめに”目的”を明確にしておかないと、貯金のモチベーションを維持しにくくなってしまいます。まず、「何のために貯金をするのか」「なぜ貯金をしたいのか」をじっくりと考えてみましょう。

例えば、「海外旅行に行きたい」「助産師資格の勉強に充てたい」「専門看護師の資格取得のために」「子供の進学に備えて」など、目的は何でも構いません。できるだけ具体的にイメージするのがポイントです

【その2】それを実現するためにはいくら必要?

次に、その目的を達成するためにいくらの貯金が必要かを計算していきます。複数の目標がある場合には、目標ごとの金額を設定しておくのがおすすめです。

また、試算の段階では、少し多めの金額に設定しておくことも大切。これは、予期せぬ出費が発生することへの備えとしての意味合いに加え、貯金が達成された後、また振り出しに戻ってしまうことを防ぐためでもあります。余ったお金は、次の目標のための資金に繰り越しましょう。

貯金をするための原資となる毎月のお給料の額にも注意が必要です。特に注意すべき2点を説明していきます。

夜勤手当による収入差

夜勤のある勤務先の場合、夜勤勤務をこなした回数や時間外勤務の時間によって毎月の収入に大きな差が発生します。
特に夜勤専従の勤務形態がある病院の場合、夜勤専従として働いた月は、日勤がメインの月と比べて大幅にお給料の額が変動することもあります。

額面と手取り額との違い

源泉徴収票を見て自分のお給料の額はなんとなく把握していても、そこから控除される金額については意外と無関心な方も多いと思います。
実際の手取り額を毎月きちんと把握しておくことは、将来的な計画を立てるうえで大切なことです。年齢や配偶者の有無等、それぞれの属性によって異なりますが、給与からいろいろと控除された額が実際の手取り額になることは把握しておく必要があります。

実際の手取り額
■給与
基本給+各種手当て+臨時給与(ボーナス等)

★控除
社会保険料合計+税金(所得税や住民税等)

実際の手取り額=■-★

*【参考】日本看護協会(看護職のための給与ガイド)

貯金をするための4つのコツ

旅行の準備をする女性
では、実際に貯金をする上でおさえておきたい4つのポイントを紹介します。どれも基本的なものばかりですが、実際にやってみると難しく感じるかもしれません。
焦らずに、できることから取り組みはじめ、徐々にすべてを実行できるようにしていきましょう。

1.支出を減らす

「出ていくお金を減らすこと」は、貯金の基本中の基本です。自分のお金の使い方を見返して、その中から無駄な出費を洗い出してみましょう

最近では、簡単に家計簿がつけられるアプリも登場しています。「家計簿をつけるのは面倒」という方は、ひと月分だけでも良いので「何にいくら支払ったか」をチェックしてみてください。

節約の基本は、「金額の大きな固定費から見直す」こと。固定費とは、生活をする上で毎月決まっている出費です。
例えば、契約しているものの通っていないジムなど、毎月掛かっているお金はありませんか?金額が大きく、かつ毎月かかっている費用で不要なものがないかチェックし、見直してみましょう。
出費を減らすだけでも、貯金に回せるお金を増やすことができます。

2.貯金額は給料日に先に引いてしまう

貯金をする上では、「先に貯金分を引いておく」という方法が有名です。お給料日になると、ついつい”ご褒美”にお金を使ってしまいがち。
しかし、お給料日に貯金する金額をあらかじめ引いてしまえば、そのような出費を減らすことができます。
銀行の定期預金の引き落とし日を給料日に設定しておき、自動的に貯金ができる仕組みを整えてみましょう。

3.収入を増やす

自由に使えるお金つまり貯金に回せるお金は、収入から支出を差し引いた金額です。「1.支出を減らす」と併せて、収入を増やすことで貯金に回せる金額は大きくなります

上手に貯金ができている看護師さんの多くが、看護師の資格を活かした副業・Wワークを生活に取り入れています。休日などの空いている時間を有効活用し、収入を増やすことができます。

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2020年4月27日

4.貯金でストレスを溜めないこと

最後のポイントは、「貯金にストイックになりすぎないこと」です。「節約しなくちゃ」「もっと稼がなきゃ」と頑張る気持ちは大切ですが、無理を続けると貯金を継続するのが難しくなります。
ストレスが溜まった結果、夜勤明けに甘いお菓子が欲しくなったり、ついつい洋服を「今日はいいか」と衝動買いをしてしまうなど、本末転倒な結果にもなりかねません。

適度に自分へのご褒美を取り入れつつ、無理なく、そして楽しく貯金ができる自分なりの方法を見つけてみましょう。