昼夜問わず多くの患者さんと向き合う看護の仕事は、やりがいも多い反面、精神的にも肉体的にも負担の大きい仕事の一つ。
他の業種に比べても離職率が比較的高く、看護師さんの多くは、一度は「辛い、辞めたい」と感じたことがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、現役の看護師さんがどんな時に仕事を辞めたいと思ったのか、アンケートで集まった意見を紹介します。
看護師をやめたいと思ったことはある?現役看護師さんに聞いたアンケート結果とは?
では、現役看護師さんが仕事を辞めたいと感じるのはどんな時なのでしょうか。
具体的な回答とともに、特に多かった意見を4つにまとめました。
肉体的に辛いと感じた時
夜勤や長時間の立ち仕事など、ハードな環境の中で働くことが多い看護師さん。
近年の高齢化や人手不足によって、介護業務を行う機会が増えた看護師さんも少なくありません。
【実際の看護師さんの声(※ナイトナース調べ)】
こうした業務が大きなストレスになっているという声が多く見られました。
また、将来に対する不安から退職を考える看護師さんもいるようです。
ミスをしてしまった時
業務上のミスは人間であれば誰でも起こり得ることですが、人の命に関わる看護業務においては一度の失敗が大きな問題につながることもあり、それが原因で仕事に対する自信を失ってしまう看護師さんもいます。
【実際の看護師さんの声(※ナイトナース調べ)】
自分のミスが原因で多くの人を巻き込んでしまい、自信を失うばかりでなく、同僚や先輩に対しても顔が合わせづらくなってしまったという声もあります。
人手不足
先ほども触れましたが看護師は比較的離職率の高い職種のため、看護師さんの人手不足に悩んでいる医療現場が多いようです。
人が少なくなればそれだけ在籍している看護師さんの負担が大きくなります。
【実際の看護師さんの声(※ナイトナース調べ)】
このように、人手不足による業務の多さや、肉体的な負担に辟易して退職を考えてしまうといった意見がありました。
人間関係
看護師さんが退職を考える理由の中で、もっとも多いのが人間関係だと言われています。
病院をはじめとする医療機関では複数の人が一つのチームとなって患者さんの治療や療養にあたるため、関わる人数も増え、その分トラブルも起こりやすくなります。
同僚の看護師との人間関係に悩む人は多いようです。
【実際の看護師さんの声(※ナイトナース調べ)】
また、医師とのコミュニケーションの難しさを感じる声も多く、これらをストレスに思う看護師さんの現状が浮き彫りになりました。
まとめ
今回は、看護師さんが仕事を辞めたいと思う瞬間を紹介しました。
看護師として働き続けるためには、こうしたストレスをそのままにせず、誰かに相談したり気分転換したりすることも大切です。
どうしてもつらいときは思い切って休みを取るなど、自分自身のために時間を割いて、気持ちの整理をする機会を作ってみてはいかがでしょうか。