病院勤務をしながら介護施設で夜勤バイトをしている看護師さんに聞いた！病院と施設の違いは？

看護師さんの勤務先の中でも、高いニーズがある介護施設。夜勤バイトの求人も多く、Wワークをする看護師さんはチェックしておきたい勤務先の一つです。
しかし、今までに施設勤務の経験がない方の場合、病院とどのような点が異なるのか不安に感じることも少なくありません。

そこでナイトナースでは、常勤で病院に勤務しながら介護施設で夜勤バイト（Wワーク）をしている看護師さんにアンケートを実施。
今回は、その回答の一部を紹介しながら病院と施設の違いを解説します。

アルバイト先の介護施設と常勤の勤務先（病院）との違いは？

はじめに、介護施設で夜勤バイトをしている看護師さんに、常勤先の病院との違いについて伺いました。

【実際の看護師さんの声（※ナイトナース調べ）】

「私が勤務した施設には医師が常駐していませんでした。ただし、DNR（蘇生処置拒否）などは取られており、マニュアルもあるため、看護師にすべての判断が任されることはないと思います」

「病院は命を救う場所ですが、施設は日常ケアがメインです。病院よりも一人ひとりに細やかな看護ができます」

「介護施設では、タイムスケジュールを入居者さんに合わせる必要があります。医師がいないことは不安でしたが、24時間のオンコール体制があります」

病院と施設の違いとしては、医師の不在や業務フローの違いを挙げる看護師さんが多くいらっしゃいました。

介護施設で働こうと思った理由は？

次に、夜勤のバイト先として介護施設を選んだ理由を伺いました。

【実際の看護師さんの声（※ナイトナース調べ）】

「介護施設は業務が分かれていて体への負担が少ないため」

「単発を希望していて、施設の勤務経験があったので始めました。家から近かったことや病院とは違う環境で働きたかったことも理由です」

「スクールに通う都合で、慌ただしくない環境で働きたかったので施設を選びました」

介護施設を選んだ理由としては、介護士さんとの分業や落ち着いて働ける環境などを挙げる看護師さんも多くいらっしゃいました。

施設で働く前に不安だった点は？

また、実際に働く前に不安に感じていたことについても伺いました。

【実際の看護師さんの声（※ナイトナース調べ）】

「介護士さんとの分業がうまくいくかどうか」

「医師の指示がすぐにもらえないことが不安でした」

「夜勤が看護師1名体制だったときの急変対応」

これらの回答から介護士さんとのチームワークや医師の不在を不安に感じる看護師さんが多いことがわかります。

不安な点をどのように乗り越えた？

最後に、不安を感じた点をどのように乗り越えたか、業務上の工夫について質問しました。

【実際の看護師さんの声（※ナイトナース調べ）】

「業務の中心は介護士さんなので、自分からコミュニケーションを取りました。オンコール体制は万一の際に安心できました」

「施設のマニュアルに従うことと、数をこなして慣れることが大切だと感じます」

「医者がいないため、看護師同士で知恵を出し合い、入居者さんと向き合うようにしています」

「終末期の入居者さんはDNRを取ってもらいました。DNRを取ってもらっていない場合は、クリニックに確認していました」

不安を乗り越えるために介護士さんや看護師同士のコミュニケーションを重視したという意見が目立ちました。
また、医師の不在については、オンコール体制やDNRの取得といった制度面で安心を感じた看護師さんが多いようです。

まとめ

今回は介護施設で夜勤バイトをする看護師さんへのアンケート結果を紹介しました。
今回の回答から、介護施設ならではの働き方をメリットと感じている看護師さんが多いことがわかります。

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