高収入が期待できる夜勤勤務。夜勤勤務は人数が少ないため、日勤のように休憩は取れるのか、仮眠をとる時間はもらえるのかなど、夜勤時の休憩に関して不安を抱える看護師さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、夜勤時の休憩の実態や、実際の休憩取得例について詳しく解説します。
休憩時間を重視する方が、勤務先を選ぶ際に重視したいポイントもぜひ参考にしてください。
看護師さんの夜勤勤務時の休憩の実態
法律では、1日の労働時間が6時間を超える場合には45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を取ることが義務付けられています。
16時間と長時間の夜勤勤務の場合でも1時間以上の休憩が取れれば、法律上は問題ありません。
日本看護協会では、16時間夜勤の場合、2〜3時間の休憩取得が推奨されています。
また、健康へのリスクや業務遂行時の安全性を考慮し、夜勤のガイドライン内では、2時間の仮眠の取得が求められています。
しかし、施設によっては、人員不足などの影響で、時には休憩時間の十分な確保が難しい場合もあるようです。
2022年の実態調査では、準夜勤をする看護師さんのうち、35.5%が十分に休憩をとれていないと感じていると回答している結果もあります。
(参照:「2022年看護職員の労働実態調査」より)
日本看護師協会は、長時間夜勤時に休憩や仮眠が十分に取れないことは、健康へのリスクや業務面の安全性確保の面から問題があるとし、各施設に対策を求めています。
夜勤看護師さんの休憩の取り方の例
2交代制と3交代制のそれぞれで、看護師さんがどの時間帯にどれくらい休憩を取っているかの例を見てみましょう。
20:00〜21:00 1時間の休憩(食事など)
2:00〜4:00 2時間の休憩(仮眠)
20:00〜21:00 1時間の休憩
・深夜勤の勤務時間(例):24:00~8:30
3:00〜4:00 1時間の休憩
施設ごとに異なりますが、休憩時間や休憩を取る時間帯は基本的に決まっています。
一般的には、常勤の看護師さんと時間をずらした時間帯にとることがほとんどです。
また、施設によっては、休憩を取る時間帯に幅を持たせているところもあるため、ご自身の仮眠のリズムや体内時計に合わせて調整がしやすいともいえます。
休憩時間をしっかり確保するために重視したいポイント
夜勤勤務の職場選びの際、休憩時間を重視する方も少なくないはずです。
ここでは、勤務先選びの際に押さえたいポイントを確認していきましょう。
緊急性の高い対応が少ない職場を選ぶ
休憩時間を重視する看護師さんには、介護度が低く容体が安定している患者さんの対応をする職場がおすすめです。
具体的には、術後の短期入院中心の有床クリニック、精神科病棟、住居型の老人ホームや老人保健施設などが挙げられます。
毎日の業務が安定している職場であれば、休憩時間をしっかり取りやすいでしょう。
夜勤の勤務人数が多い職場を選ぶ
規模の大きな病院や施設は夜勤体制が整っており、夜勤勤務の人員も確保されているため、休憩体制が整っています。
また、規模の大きな勤務先は、休憩室や仮眠室などの施設が充実している点も魅力です。
しかし部署によっては、忙しく休憩時間が確保しづらい面もあるので注意が必要です。
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