看護師さんの夜勤バイトは、日給が高く稼ぎやすい一方で、夜間に長時間働くことや、日勤と比較すると看護師の配置人数が少なく、一人あたりの業務量が多くなりがちです。
しかし、最近は看護師さんの負担を軽減するため、ペア体制などを取ることで患者さんの受け持ちを少なめにする医療現場も増えています。
夜勤バイトを検討しているけれど、「一人で多くの患者さんの看護をする体力があるか不安に感じている」という方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
夜勤の受け持ち人数が少なめの現場に注目

夜勤の看護師さんは、日勤よりも多くの患者さんを受け持つことが一般的でした。しかし、近年ではその看護体制にも変化が起きています。
夜勤看護師さんの受け持ち人数はどれくらい?
夜勤看護師1名あたりの受け持ち人数は、通常では配置基準をもとに複数名をまとめて担当するのが標準です。ただし、当日の稼働状況や体制によっては、さらに多くを受け持つこともあります。
また、病棟によっても傾向は異なります。容態が不安定な患者さんが多い急性期病棟では一人あたりの受け持ちを少なめに配置することが一般的で、特に高度な医療処置が必要となるICUでは厳格な配置基準が設けられているため、受け持ちはより少人数となるのが一般的です。一方、回復期や療養をメインとした病棟では、急変が比較的少ないため、受け持ちが多めになる傾向があります。
夜勤看護師さんの受け持ち人数を少なめにする施設が増加中
夜勤の受け持ち人数が多いことに負担を感じる看護師さんは少なくありません。看護師さん一人当たりの受け持ち人数の多い職場は、ナースコール対応や体位交換などによる看護師さんの負担が増すだけでなく、患者さんの安全や看護の質を低下させる原因にもつながります。
そのため、看護師のストレス軽減と患者の安全確保の両面から、看護師ペア体制や少人数の受け持ちを実施する医療施設が増加傾向にあります。
看護師さん一人あたりの受け持ち人数が少ない夜勤バイトのメリット
受け持ちの人数が少ない夜勤には以下のようなメリットがあります。
・急変時の状況把握や初期対応がスムーズ
・看護師さんの身体的負担が軽い
・ブランクがあっても復帰しやすい
看護師さんの受け持ち人数が少ないことで、患者さんの容態の変化に気づきやすく、急変時の対応や緊急入院といったイレギュラーにもスムーズに対応しやすくなります。
体位転換や介助業務などが軽減されるため、看護師さんの身体的負担と業務量を軽減でき、仮眠をしっかり取ることもできるでしょう。また、一度退職してブランクがある看護師さんの場合でも、常勤看護師とペア体制を取っている医療現場であれば、同僚によるフォローアップを期待できるため、体力や医療スキルの不安を覚えにくいと言えます。
受け持ち人数が少ない夜勤バイトの探し方
受け持ち人数が少ない夜勤バイトを探す際は、看護師求人サイトを活用するのが効率的です。看護師さんの夜勤バイト求人を専門で扱う「ナイトナース」では、求人検索画面のフリーワード欄に「ペア」や「少人数」と入力することで、受け持ち人数が少なめの夜勤求人を検索できます。負担が少ない夜勤バイトやフォロー体制の手厚い現場を探している看護師さんは、お気軽にご相談ください。