看護師としての働き方はいろいろな種類があります。
一般的には日勤と夜勤でシフトが構成されているパターンが多いと思いますがそれだけではありません。夜の時間帯にアルバイトとして働く「ナイト助産師」という働き方も注目されています。
そんなナイト助産師の現状や働く際に気をつけたいポイントについて調べました。
【夜に働ける助産師さんは求められています!】
お産は夜に起こることもあるので、妊婦さんを常時見守るためにも夜勤で働ける助産師さんはとても大切です。
助産師さんは妊娠、出産のプロフェッショナルである一方、ひとりの「生活者」でもあります。
働きやすい環境を整備することは、社会的にも課題として整備が推進されています(参考※1)。
病院側としても人員不足を軽減できるメリットは大きいため、積極的に受け入れているところもあり、今後も求人が増加することが予想されます。
【ナイト助産師になるメリット】
ナイト助産師は働く側にとっても大きなメリットがあります。
その一例を紹介します。
・お給料が高い
待遇は職場によって異なりますが、手当がつくので日勤よりも時間あたりのお給料は高くなることが多いです。
短時間で効率的に収入を得たい人に向いています。
・自分のライフスタイルに合わせた働き方ができる
夜の時間のみで勤務でき、夜勤が明けたら自分のプライベートを充実させることができます。個人差はありますが夜のみ勤務することで日勤と夜勤の混合シフトよりもリズムがつけやすい方もいらっしゃるでしょう。
・仕事復帰しやすい
病院にもよりますがナイト助産師の仕事は、比較的少ない日数でも勤められることがあります。出産や育児などで仕事にブランクがある助産師さんが職場復帰するのにも向いています。
しかし夜勤の時間帯なので現場の助産師さんも少なく、人によっては夜間に働き続けることがストレスになることもあります。
自身の適性や状況をふまえながら職場を選べるといいですね。
【ナイト助産師の求人を探すなら専門サイトがおすすめ】
助産師の求人を探す方法はいくつかあります。
一般の仕事と同じように「ハローワーク」で検索することもできますし、日本看護協会(ナースセンター)でも求人は探すことができます。
しかし、より効果的な方法は專門の就職情報サイトを使うことです。
東京や神奈川など、首都圏エリアで検索するのであれば「ナイトナース」がおすすめです。多くの求人のなかから自分に適した職場を、アドバイザーに相談しながら選ぶことができます。
【良い転職先を探すなら】
夜勤で助産師の仕事といっても、勤め先によってその特徴は違います。
働いてみないとその職場の様子はわからないこともありますが、気をつけたほうが良い点をピックアップします。
・仕事の体制
何人で現場を回しているのかや、妊婦さんの受け入れ体制などが把握できると仕事の忙しさなども予想できます。
・施設の種類によって特徴がある
どんな施設を選ぶのかも重要です。
「大学病院」であれば難しいお産に立ちあえるので経験値が積める、「個人クリニック」であれば扱う分娩の数が多い、「助産院」であれば比較的ゆったりと働けるなど違いがあります。
・交代制度や休憩時間
勤務は2交代制と3交代制のどちらかである可能性が高いです。
2交代制の方が給与は高いものの勤務時間が長く体に負担がかかりやすいので、勤務構成や休憩時間などもあわせてチェックしておきたいですね。
自分の状況をふまえつつ今回あげたポイントなどを活かして良い職場探しをしてみてください。
※1 日本看護協会ホームページより